今やゲームジャンルは様々なものがあり、そのジャンルは多岐にわたります。
普段からあまりゲームに触れていないと、どのゲームをやったらいいのかさえ分からないですよね。
ということで、今回はストーリー重視型の「シナリオアドベンチャーゲーム」を5つほど紹介したいと思います。
安心してください。
アクションゲームのような複雑な操作は存在しないので、ドップリと物語に浸ることができますよ。
それでは、いってみましょう。
『ライフイズストレンジ』
若い少女2人の青春を描いた作品です。
ある日、時を戻す力を得た主人公マックス。
5年ぶりに再会した親友であるクロエと共に、クロエの親友であるレイチェルの行方を探すため、その非凡なる能力を使って事件の真相を突き止めていく。
「過去に戻り、過去を変える」という事は、”世界を変える”という事。
少女達には様々な試練が訪れ、問題は徐々に大きくなる…。
『ライフイズストレンジ』は、章立てされたフィールド内を自由に探索して進めることが出来る「オープンシナリオアドベンチャー」型のゲームシステムです。
何気ない会話に選択肢があり、時に重大な決断を迫られます。
この『ライフイズストレンジ』の魅力は、”ほろ苦さ“にあると思っています。
2人の少女の”青春”とも言える友情や絆が描かれており、どこか心の芯を暖かくさせてくれます。
ただ、マックスの時を戻す能力によって衝撃的な展開になる事もあるので、きっとあなたも言葉を失う場面に出くわすことがあると思います。
真相の追求とともに、最後には最もあなたを悩ませる重大な決断が待っています。
若かりし頃のほろ苦い記憶を思い出したい人や、青春を追体験したい人にオススメです。
『ライフイズストレンジ2』
『ライフイズストレンジ2』は、前作と違いかなり過酷な内容になっています。
というのも、前作が「2人の少女の”青春”の物語」だとしたら、今作は「2人の兄弟の”逃避“の物語」だからです。
とある田舎町に住むショーンとその弟ダニエル。
不慮の事故により、不運にも父を亡くす現場に居合わせることとなる。
それは明らかな事故であったが、パニックに陥ったショーンとダニエルはその場から逃げ出してしまい、そのままメキシコを目指す旅(逃避)へと駆け出すこととなる。
旅(逃避)の途中では、人々の暖かさに触れると同時に、思いがけぬヒトの悪意にも触れ、理想とはかけ離れた事態が2人に降りかかる。
実は、父の事故の際、ダニエルには念力で物体を動かすことが出来る超能力が備わることとなる。
突出した能力は、時に2人の助けとなるが、時に残酷に2人の運命を壊していく。
逃避の果てに2人を待ち受ける運命はきっと重いものになるでしょう。
『ライフイズストレンジ2』で描かれるのはまさに”人生”そのものです。
人生は決して思い通りにはいかない。だからこそ人は懸命に生きていく。
それこそが本当の人生なのだと…。
このことを『ライフイズストレンジ2』を通じて追体験していくこととなるでしょう。
ちょっと辛い事があった時や何かに思い悩んでいる時にプレイすると、結構”くる”ものがありますよ。
『デトロイト:ビカムヒューマン』
ベタな作品にはなりますが、やっぱり外せませんでしたw
近い未来を舞台としたSFシナリオアドベンチャーです。
時は2038年。
人類の技術の飛躍的な進化によってアンドロイドが労働を担うようになり、人類はかつてない豊かさを手に入れていた。
そんな中、「変異体」と呼ばれるあたかも意志を持つかのように行動し始めるアンドロイドが現れ始める。
やがて、その「変異体」たちは自らの自由を得るため、人類との大きな衝突を余儀なくされていく。
一見、どこにでもあるようなSF的な展開かと思いきや、その内容は実に重く、そして現実的です。
人類が得た豊かさとは裏腹にアンドロイドに職を奪われた人々による差別の横行。
アンドロイドへの虐待。
果ては性産業まで…。
主人公たちがアンドロイドということもあってか、ヒトの負の側面が痛いほどクローズアップされて映る様子はまさに”業”そのものです。
また、非常に緻密に描かれたグラフィックがその世界を色濃く映し出し、より深い没入感を生み出します。
「それは命か、それともモノか。」
プレイ中はこの問いを幾度となく突き付けられることとなるでしょう。
『428 〜封鎖された渋谷で〜』
今回紹介しているゲームの中で一番オススメしたいのがこのゲームです。
いわゆる「サウンドノベル」というジャンルの作品で、実写による静止画(一部動画あり)とテキスト・BGMのみで”読み進める”ゲームです。
もちろん途中には多くの選択肢があり、あらぬ方向へ物語が展開することも多々あります。
また、特定の条件を満たさないと物語を進めることができない「KEEP OUT」や、テキストから別の主人公の時間軸へ移動する「JUMP」など非常に凝ったシステムもあり、まったく飽きません。
何より、物語の完成度が凄まじく、没入感も半端ではありません。
別に登場人物たちはセリフを喋るわけでもなく、自らテキストを読んでいかなければいけないというのに、やめ時を失うほど没頭するんですよね。
確かに画像も少し荒く、前世代的なゲームではあるんですが、はっきり言ってそれは些細な事。
完全にこのゲームの世界に入り込むほど熱中すると思いますよ。
あと、メインストーリークリア後にある条件を満たすと出現する「鈴音編」は絶対プレイしてほしいです。
号泣必至のシナリオです。
引用:ファミ通.com。古いゲームと思うかもしれませんが絶対ハマると思います。超オススメです。
『十三機兵防衛圏』
アドベンチャーパートとシュミレーションパートの2つのハイブリッドでもある『十三機兵防衛圏』。
今まで紹介したものと毛色が違いますが、このゲームのアドベンチャーパートの出来が秀逸です。
プレイヤーとして操作する人物は13人。
グラフィックはアニメ調で展開されていきます。
最初はこの13人にどういう接点があるのかさえ分かりません。
物語を進めていくと、1人~2人と徐々にプレイヤーたちがリンクしていきます。
しかし、この13人の世界線自体がおかしい事に気付くでしょう。
そして、終盤になる頃には・・・・。
13人もいる主人公たちの物語をこれほど緻密に作り上げ、繋ぎ合わせるのはまさに秀逸そのものです。
それだけに、最後の最後はグッとくるものがあります。
これまで紹介した4つの作品と違い、操作する主人公の数も多いので多少の混乱はありますが、それでもやり続けてしまうほど引き込まれます。
アーカイブパートもあり、世界線のイメージや個人個人の物語を深堀りすることもできるので、より楽しむこともできますよ。
濃厚なストーリーは人生の体験に匹敵する
今回紹介したようなアドベンチャーゲームというのは、流行りのジャンルでもないですし、派手に売れることもないんですよね。
結構ニッチなジャンルなんです。
けど、その内容たるや恐ろしく濃厚で、心に深く突き刺さるものが多いです。
すべての決断を自分で下し、その結果がゲームを通して反映されますからね。
細かい部分は忘れたとしても、ゲームを通した体験は心に残るんですよね。
それもある意味、人生の一部なのかもしれません。
複雑な操作も必要としないので、ゲームに慣れていない人でも遊びやすいと思いますよ。
以上、アドベンチャーゲームオススメ5選でした。
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