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【レビュー記事】『Life is Strange2(ライフ イズ ストレンジ2)』の評価と感想。”厳しい現実”の中に”温もり”を感じる暖かい作品。

ライフ イズ ストレンジ 2▶ゲームレビュー

【個人的評価】4.0

今回のレビューは『Life is Strange2(ライフ イズ ストレンジ2)』。

プレイヤーの選択によって、物語が変化するシナリオアドベンチャーゲームです。

キャッチコピーは

ひとつの選択だけで人生は決まらないから

『ライフ イズ ストレンジ 1』のレビューはこちら

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単純明快なゲームシステム

『ライフ イズ ストレンジ 2』のゲームシステムは、非常にシンプルで、行う操作は基本的に2つのみです。

  1. フィールドを移動して、ヒトやオブジェクトを選択(会話)する。
  2. ストーリー進行中に提示される”選択肢”を選択する。

コマンド入力のような複雑な操作もありませんし、難解なゲームシステムは存在しません。

そのため、ゲーム初心者の方でも非常にとっつきやすいのが、このゲームの良いところです。

クリアまでの時間も15時間程度なので、さっと遊べてしまうのも魅力の1つです。

”逃避”から始まる物語

画像は『ファミ通.com』より引用

この手のゲームは、とにかくストーリーが重要となります。

その肝心なストーリーですが、非常に良くできたストーリーでした。

以下、ストーリー序盤の大まかな内容になります。

序盤のストーリー

ある日、不慮の事故により、父親を失ってしまった「ショーン(兄:プレイヤー)」と「ダニエル(弟)」。

様々な要因も相まって、その場から逃げるように立ち去ることとなる。

2人だけとなった兄弟は、自分たちの居場所を求め、父親の故郷であるメキシコの”プエルト・ロボス”を目指して旅にでる。

”旅”といえば聞こえはいいのですが、実際は”逃避”から始まる物語です。

そのため、物語には終始”重さ”が付きまとう展開となります。

意図しない方向に進む物語はまさに人生そのもの

画像は『ファミ通.com』より引用

”逃避”から始まる物語の為、終始”重さ”が付きまとうストーリー展開ではありますが、だからと言って、ずっと陰鬱いんうつとした雰囲気で進むゲームではありません。

「悪いこともあれば、良いこともある」

これが、『ライフイズストレンジ2』を通して見事に描写されています。

特に、プレイ中に提示される”選択肢”は、悩ましいものが多いです。

自分が正しいと思った選択肢を選んだとしても、全く意図しない展開になることが多々あり、「あの時、ああすれば良かった」と、後悔する場面も少なくありません。

けど、それが良いのです。

ゲームの中で、度々使われる言葉があります。

「過去に戻ることはできない」

「人生は不条理だ」

この言葉の”重さ”を、『ライフイズストレンジ2』をとおして疑似体験していく事となります。

所々で垣間見れるヒトの”善”と”悪”。そして”絆”

画像は『ファミ通.com』より引用

これは個人的な感想ですが、『ライフイズストレンジ2』は、ヒトの””と””を強く反映した作品だ思いました。

兄弟は、差別や偏見、他力的な功名心といった、”悪”の側面を持った人間に翻弄されることが多々あります。

逆に、意図しない形で”逃避”という手段を選んだ兄弟に、救いの手を差し伸べる人々も多く存在します。

苦しい状況の中で、こういった”善意”を持った人々の優しさに触れることで、”無償の愛”を強く感じ、心温まるシーンも多く存在します。

この、ヒトの”善”と”悪”に多く触れることにより、兄弟の”絆”が強く深まっていく事を実感できるし、その成長をヒシヒシと感じ取ることができます。

そのため、このゲームは没入感が凄まじく、プレイする手が止まらなくなることが多かったです。

対比がハッキリしている魅力的なグラフィック

画像は『ファミ通.com』より引用

正直言って、このゲームで描かれる人物のグラフィックは”苦手”でした。

「二世代くらい前の人物グラフィックじゃないか?」

なんて思っていたんです。

けど、プレイしてから、考え方が完全に変わりました。

確かに、登場する人物は、ある程度デフォルメされたグラフィックです。

それなのに、なぜか強く感情移入してしまうんです。

「一体なぜなんだ?」と、結構悩みました。

そして、1つの結論にたどり着きます。

『ライフイズストレンジ2』は、デフォルメされている部分と、リアルに描写されている部分の対比が非常にはっきりしています。

建物や風景といった部分は、非常にリアルに描写されており、現実世界と遜色そんしょくがありません。

一方、人物に関わるものは、額縁にある写真であろうとデフォルメされて描かれています

なるほど……

ヒトの”感情”や”表情”は、自身の”想像力”で補うように作られてるのかと。

だから、これほどまでに強く感情移入できるし、デフォルメされていても全く気にならない。

しかも、”想像力”で補う部分は人物のみに限定されており、他の部分は非常にリアルに描写されているから、違和感を全く感じない。

「これは、凄いな」と思うとともに、毛嫌いしてた自分に少し反省しました。

”主張しない”音楽(BGM)

『ライフイズストレンジ2』の大きな魅力はまだあります。

それは、音楽(BGM)です。

特に、アコースティックギターで奏でられるBGMは、『ライフイズストレンジ2』の世界観とピッタリで、哀愁漂う旋律(リフ)が、その世界へ深くいざなってくれます。

他の音楽も同様で、「主張しない」んですよね。

ストーリーがメインディッシュだとしたら、音楽は添え物という位置づけで、その役割を、最後までしっかり全うしているように思えます。

魅せる音楽ではなく、添える音楽といった印象で、非常に気に入っています。

ひとつの選択だけで人生は決まらないから

画像は『ファミ通.com』より引用

繰り返しにはなりますが、このゲームは”逃避”から始まるので、”重さ”があります。

提示される選択肢も悩ましいものが多いですし、つらい出来事にも多々遭遇します。

ただ、それ以上に”ヒトの温もり”や”愛”・”絆”を深く実感できることも事実で、クリア後には、多幸感に包まれます。

今一度、『ライフイズストレンジ2』のキャッチコピーを。

「ひとつの選択だけで人生は決まらないから」

選択するのはあなた。

2人の兄弟の物語を、最後まで見届けてください。

『ライフ イズ ストレンジ 1』のレビューはこちら

コメント

  1. crystal より:

    プレイヤーの選択により兄弟の旅路が大きく変わっていくという作品。

    この手の作品はDetroit Become Humanにジャンルが似ているなと思いますがグラフィックやストーリー構成、ゲーム進行が大きく違うのでそれぞれの楽しみ方が出来そうです

    シナリオアドベンチャーはストーリーにどのように感情移入出来るかが鍵になってきますね。

    • sugitablogsugitablog より:

      『Life is Strange 2』も『Detroit:Become Human』も、それぞれの味がありますよね。
      共通して言えるのは、ストーリーが非常にいいので、止め時を失うくらい没入してしまうのが魅力的です。

      crystalさんが仰るように、感情移入は大きな鍵ですよね。
      両作品とも、それを見事に体現できてて素晴らしいと思います。

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