今回は『龍が如く7 光と闇の行方』のクリアレビューになります。
クリアしてみて、満足した点と気になった点をまとめます。
『龍が如く7』で満足した点
とにかく広い!新たな舞台「異人町」
今作『龍が如く7』の舞台は3つ。
- 神室町(東京)
- 異人町(横浜)
- 蒼天堀(大阪)
この中で、メインの舞台となるのは「異人町」ですが、「とにかく広かった!」というのが印象的でした。
「神室町」の約3倍の広さがある「異人町」。
あのマップを隅々まで歩くのは、そうとう大変です。
これまでのナンバリングタイトルの舞台である「神室町」は、過去作をやっている私としては土地勘がある?ので歩きやすいのですが、「異人町」は新たな舞台だけあり新しい発見ばかりで楽しかったです。
ちなみに、横浜出身の友人に「異人町」のマップについて聞いてみたところ、
「驚くほど似ている!何このゲーム?」と唸っていました。
びっくりするほどハマったバトルシステム
『龍が如く』シリーズのバトルといえば、喧嘩を主体としたアクションバトル。
これが、今回の『龍が如く7』で完全に変わりました。
いわゆるRPG型の”ターン制”バトルシステム。
しかし、実際に手に取ってプレイしてみると、想像以上にハマりました!
正直なことをいうと、これまで踏襲されてきた喧嘩アクションに飽きを感じていたのは確かです。
『ジャッジアイズ』を含むこれまでナンバリングタイトルをやってきた私としては、バトルはほとんど作業的な側面になりつつありました。
今回のバトルは、バトルフィールドも含め戦略的要素が高かったため、とても新鮮な気持ちでプレイ出来ました。
『龍が如く』初心者でも始められるストーリー
そして何よりうれしかったのが、『龍が如く』未プレイの人もすんなり始められるほど、”過去作と深く繋がらない”ストーリー。
それでいて、個人的には『龍が如く0』を超えるほど濃密に描かれた物語。
ラストは本当に感動して泣きました。
『龍が如く』シリーズの魅力は「人の生き様が濃密に描かれたストーリー」にあると思っています。
ただ、周りの人に勧めたくても、ナンバリングを追ってプレイしないと”物語の深さ”を体験できないため、勧められずにいました。
今回プレイしてすぐ思ったのは「絶対新規の人も入りやすい!他の人に勧めよう!」でした。
『龍が如く7』で気になった点【ネタバレ注意】
※ここから多少のネタバレがあります。ご注意ください。
12章でいったんダレる①
気になったのは12章。
12章で”300万円を集める(稼ぐ)”というメインミッションが発生します。
ここで1回ダレてしまいました。
効率的に稼ぐには「会社経営」が手っ取り早いのですが、とにかくストーリーを進めたかったので「会社経営」にはまったく手を付けていなかったんです。
そのため、ストーリーを追うことをいったんやめて地道に稼ぎに専念しないといけないことにストレスを感じました。
12章でいったんダレる②
12章の後半になると、『龍が如く』でおなじみの真島吾朗と冴島大河とのバトルがあります。
この真島吾朗と冴島大河がメチャクチャ強い!
確かに真島吾朗と冴島大河はレジェンド級の極道ですが…
「本当に勝てるのか?」と思うほどでした。
なので、蒼天堀のバトルアリーナでひたすらレベル上げをやってました。
ここでもストーリーを止めて、地道にレベル上げするのがストレスでした。
存在感が薄い「鎌滝えり」
上記で「会社経営」があることを述べましたが、会社経営を進めると、そこの社長の「鎌滝えり」が仲間に加わります。
ただ、この鎌滝えり、存在感がありません。
仲間になる割には、メインストーリーに絡んでこないんですよ。
ムービーシーンにも一切出てきません。
なので、「なぜ鎌滝えりが仲間になったんだ?」と今でも疑問です。
バトルでは”ディーラー”というジョブで強いようなんですが、とにかく感情移入ができなかったため1度もメインで使うことがありませんでした。
まとめ
今回の『龍が如く7』は、主人公も変わり、バトルシステムも変わり、とにかく変わりまくったナンバリングタイトルとなりました。
クリアした後に思ったのは
果たしてこれはナンバリングの意味を成すものだったのだろうか?
ということ。
それと同時に、春日一番はこれまで主人公を務めてきた伝説の極道”桐生一馬”と違い、どん底から這い上がってスタートしたばかり。
そう、
まだ”龍”に成っていないです。
おそらく、続編は出るでしょう。
そして、新しい主人公春日一番が”龍”になる物語は、これからなのかもしれません。
以上、『龍が如く7』のクリアレビューでした。
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