今回は『ニード・フォー・スピード アンバウンド(NeedForSpeed Unbound)』のレビューになります。
これはハッキリ言えますが、過去の『ニード・フォー・スピードシリーズ』の中でも相当面白い作品です。
「ニード・フォー・スピード」とは?
『ニード・フォー・スピードシリーズ』は、主にストリートレースを扱ったゲームで、オープンフィールドの舞台を縦横無尽に走り回るゲームです。
『グランツーリスモ』のような”リアルドライビングシュミレーター”ではないので、操作は結構大味になります。
ただ、ストリートレースであるがゆえに、一般車や警察を交わしながらレースに勝つ必要があるので、独特のスリルがあって楽しいです。



そんな『ニード・フォー・スピードアンバウンド』のゲームシステムを簡単に紹介していきます。
究極のレース”グランド”での勝利し、車を奪還せよ!

今作の目標は「究極のレース”グランド”での勝利と、奪われた車の奪還」になります。
”グランド”に挑戦するためには、毎週末に行われる予選に勝ち抜く必要があり、その予選で指定されたグレードの車でレースを行い、1位で通過する必要があります。
車を仕上げるためには多額のお金が必要になるので、週末までに各地で行われるストリートレースで賞金を稼いでマシンをパワーアップさせていきます。

また、1日の流れは「昼」と「夜」に分かれており、「昼」は賞金は低め・「夜」は賞金が高めになっています。
- 「昼」のレースで稼いだ賞金をガレージ(隠れ家)に戻って獲得し、車の購入や改造に使い、「夜」のレースに挑む。
- 「夜」のレースで稼いだ賞金をガレージ(隠れ家)に戻って獲得し、車の購入や改造に使い、次の日の「昼」のレースに挑む。
というのが日々の流れになります。
また、レースを行うごとに警察の追跡ランクが上がってく仕組みで、「昼」で積み上げた追跡ランクは「夜」に持ち越されるため、レースに関わらず「夜」のほうが警察とのチェイスが多発しやすくなります。

「夜」が終わると警察の追跡ランクは持ち越されず、新たな1日が始まりそれを週末まで繰り返します。
ちなみに、警察の追跡を振り切れずに逮捕(あるいはテイクダウン)されると、それまで稼いだ賞金がすべて没収されるという恐ろしい仕組み。
そのため、今作の警察とのカーチェイスはかなりドキドキしますよ!

公道・ドリフト・ハイスピード・破壊、性格の違うレースで勝つ


これまでの『ニード・フォー・スピードシリーズ』同様、今作もバリエーションに富んだレースが多数用意されています。
公道(一般道)を主としたストリートレース、ドリフトで加算されたポイントを競うレース、高速道路を狂ったようなスピードで走るハイスピードレース…。
特に、今作ではパイロンなどを破壊しながらポイントを稼ぐレースも増え、多種多様なレースがあり非常に楽しいです。
また、レースとは別に車の配達を依頼されるイベントもあり、より早い時間で届けるものから、警察の追跡を逃れて配達を行うものもあり、これも楽しいです。
このように『ニード・フォー・スピードシリーズ』は、法外なスピードでクラッシュを交えながらレースに勝つというある意味”背徳感”を味わうスリリングがレースがとにかく良いです。
『グランツーリスモ』のような針の穴を通すような繊細は走りはあまり必要ありません。
「どんな手段でもいいので、最終的に勝てば良い」というのが楽しいのです。

相変わらず激しい警察の追跡

『ニード・フォー・スピードシリーズ』では、警察の追跡は非常に厄介なのがお馴染みとなっており、それは今作でも同様です。
特に、今作ではヒートシステムを導入。
これは、前作『ニード・フォー・スピード ヒート』のシステムに似ており、警察の追跡の激しさを”ヒートゲージ”で段階分けしています。
ヒートゲージは全部で5段階。
1〜3段階くらいは結構余裕ですが、4段階以上になると、振り切ることがメチャクチャ困難になります。
特に厄介だと感じたのが、「追跡中は、隠れ家やイベントの集会場に入ることが出来ない」仕組み。
警察を振り切るまでイベントを進めることが出来なくなるので、とにかく大変なんですよ!
目的地まであと少しというところで、ヒートレベル4以上の警察に見つかったら、もう大変。
逆に目的地から遠ざからないといけないハメになることも多々あります。
これを面倒臭いと感じるか、スリリングと感じるかで作品の評価が大きく変わってきそうだなと感じました。

ただ走るだけでも楽しい!美麗なグラフィック

とはいえ、オープンフィールドだけあって、あてもなく運転するのも楽しいのが『ニード・フォー・スピード』の魅力でもあります。
特に今作は次世代機でのリリースもあってか、グラフィックが驚くほどキレイ!
車の持つボディの”質感”なんかは最高です。

レースの舞台である街「レイクショア」の作り込みも凄いんですよね。
処理能力がアップしたからなのかは分かりませんが、一般車両の数もこれまでに比べて格段に多くなっている様に感じました。
あてもなくただドライブをする
本当にイイですよ。
新要素「エフェクト」が思った以上にイイ!

個人的に、今作で一番不安を感じたのが「ドライビングエフェクト」のアート化でした。
リアル志向である『ニード・フォー・スピードシリーズ』には合わないんじゃないか…。
と思っていたんですよ。
けど、実際にプレイしてみると、これがメチャクチャマッチしてるんですよね。
ナイトロによる強烈な加速や、ドリフトで巻き上がるスモーク表現が気分を上げてくれます。
キャラクターのアニメーション化も思った以上にハマりました。
個人的にはとても良かっですが、好き嫌いはあるかも知れません。
気になったところ
メチャクチャ難しい!

今作『ニード・フォー・スピードアンバウンド』ですが、過去作に比べると相当難しいです。
難しいという噂は聞いていたので、一番簡単な難易度「観光気分」でプレイしましたが、観光気分どころじゃありません。
まず、1位になることが難しい。
『ニード・フォー・スピード』特有の「2位が猛烈なスピードで追いつき、追い抜いていく」は健在です。
また、今作では賞金稼ぎがメインとなるので、勝てないと賞金も少なくなり、車の改造があまり出来ませんし、いい車を購入も出来ません。
これを難易度ノーマルで勝てる人は相当凄いと思いますよ。
一般車が多い

また、PS5という次世代機でプレイしたからなのか分かりませんが、これまでのシリーズより明らかに一般車の数が多いです。
恐らく、処理スピードが格段に上がったため、多くの車両を出現させやすくなったこともあると思います。
『ニード・フォー・スピード』はストリートレースが中心のゲームなので、相手より速く走ることに加え…
- 警察の追跡を振り切る
- 一般車を避けながら走る
ことが求められます。
特に、時速250〜300kmオーバーのハイスピードレースでは、1回のクラッシュで最下位になるリスクがメチャクチャ高いんですよ。
それに加え一般車が多いので、とにかく走っている時の緊張感がハンパではありません。
このスリルは良いのですが、失うもの(賞金)も大きいので、ここのバランスは上手く取って欲しかったです。
総評

これまでのシリーズと比べて難易度は高いものの、個人的にはシリーズ屈指の面白さだったと思います。
こういったオープンフィールドのストリートレースゲームは、売れないからなのか、リリース自体がほとんどないんですよね。
ただ、私はこういった無茶苦茶出来るゲームはかなり好きなので、これからもリリースされ続けて欲しいゲームジャンルです。
特に今作はかなり高い完成度なので、存分に楽しめると思いますよ!



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