今回は『ニード・フォー・スピード ペイバック』のレビュー記事になります。
”ぶっ飛び系レースゲーム”としてかなり楽しいゲームでもありますし、案外とっつきやすいゲームでもあります。
- コースにとらわれず、車を自由に走らせたい
- 「ワイルドスピード」のような世界観を味わいたい
- 手段を問わずにレースに勝ちたい
- シンプルにドライブしたい
『グランツーリスモ』との違い
『ニード・フォー・スピード ペイバック』を語る前に、まずはレースゲームの代表格『グランツーリスモ』とどう違うのかを簡単にまとめて伝えたいと思います。
サーキットではなく、オープンワールド
『グランツーリスモ』は、実在するサーキット・限定された公道を走るレースゲームであり
決められた周回数で速さを競う
といった、スポーツとしてのレースゲームの要素が非常に強いです。
一方『ニード・フォー・スピード』は、『グランツーリスモ』のようなサーキット内を走るゲームではありません。
オープンワールド上のフィールド(箱庭)があり、その中であれば道路でなくともどこでも走れます。
公道で繰り広げられる違法なレース
これが醍醐味です。
「ドライブ・シュミレーター」ではない
また、「モータースポーツ」として、純粋に速さを求めるゲームではない為、『グランツーリスモ』の様に車の挙動をリアルに再現した「ドライブ・シュミレーター」の要素はありません。
ストーリーがある
また、『グランツーリスモ』と違い『ニード・フォー・スピード』は、オープンワールドの世界を車で駆け抜けながら様々なミッションをクリアしていくシネマティックなゲームとなっています。
『ニード・フォー・スピード ペイバック』の魅力
では、今作『ニード・フォー・スピード ペイバック』の魅力はどこにあるのか?
「ワイルドスピード」さながらのストーリー展開
『ニード・フォー・スピード ペイバック』はとにかくストーリーが良くできています。
まるで、映画の「ワイルドスピード」を再現したかのようなストーリー展開が楽しい。
3人の主人公が悪の組織「ハウス」を倒すためにレースを通して”裏社会で名声を高め”、「ハウス」が主催する『アウトローラッシュ』に出場するというもの。
「悪の組織を倒すために”裏社会で名声を高める”」という目的自体がぶっ飛んでて良いです。
しかも、ストーリーのカットシーンも映画さながらの演出でカッコイイですよ。
リアルではなく”アクション”に特化した挙動が◎
『ニード・フォー・スピード』は、そのゲームの特性上『グランツーリスモ』のように”針の穴に糸を通すようなシビアな走り”はそれほど重要ではありません。
ぶつかってでもいい。クラッシュさせてもいい。相手を押さえてレースに勝つ(あるいは逃げる)。
これが基本です。
また、操作する車には”ニトロ”が搭載され、ニトロ使用中は爆発的な加速で走ることができます。
そのため、『ニード・フォー・スピード』で走る車の挙動はアクション寄りになっています。
「意のままに操る楽しさ」
より
「狂った様な加速・相手を破壊する楽しさ」
の方が上です。
非合法レースだからこそ燃える
『ニード・フォー・スピード ペイバック』で展開されるミッションは大きく8つ。
- サーキット(周回レース)
- スプリント(目的地へ行く)
- タイムアタック(チェックポイント通過で加算)
- ドリフト
- ドラッグレース
- 運び屋
- 脱出
- トラップコンテナ
やってることは、ほとんど非合法です。
法定速度を超えてのレース(ミッション)ですからね。
現実世界では出来ないことを、ゲーム内で思う存分楽しむ。
そこに「楽しさ」があります。
なんならストーリーそっちのけでドライブするだけでもいい
これは究極ですが、『ニード・フォー・スピード ペイバック』はオープンワールドという性質上、その世界をドライブするだけでも楽しめます。
自分の好きな車で、自分の好きなように箱庭をただただ走る。
これだけでゲームとしても十分に成立してしまいます。
その理由はグラフィックにあります。
とにかくキレイなんですよ。
車も景色も。
それでいて、時間の概念もある為「朝➡昼➡夜➡朝」と移り変わる景色を車を走らせて眺めているだけでも没入してしまうんですよね。
「ニード・フォー・スピード」シリーズは『ペイバック』が初めてなんですが、グラフィックのキレイさに最初は本当に驚きました。
鬼の様に強い警察
また、『ニード・フォー・スピード ペイバック』ではそのミッションの特性上度々警察に追われます。
そりゃそうです。
法定速度ガン無視でブッ飛ばしまくりですからね。
この警察車両が”速い”し”カタい”。
こっちが時速300キロ以上出しても、余裕でついてきますからね。
しかも、クラッシュさせるためにぶつけてくるわ、妨害電波は出すわで一筋縄ではいきません。
けど、純粋に楽しいですよ。
バトルしている感覚なんですよね。
「トラップコンテナ」というミッションはミッションスタートと同時に警察に追いかけられるんですが、意味もなくこのミッションにチャレンジして警察車両にぶち当たるという遊びをたまにやってました。
総評
レースゲームて車好きの人しかやらないようなイメージがありますが、こういった”ぶっ飛び系”のレースゲームは車好きでなくとも十分に遊べる要素を持ち合わせています。
ミッションを進行せずにただただ車を動かす・壊す・風景を眺めながら走る。
これだけでも成立しちゃうんですよね。
思った以上に”とっつきやすさがある”んですよ。
そこからレースゲームの魅力に目覚めるきっかけになると、プレイするゲームの幅が広がりますよね。
やっていることは意外とシンプルなので、手軽に遊べてストレス発散的なゲームを探している人には案外持って来いかもしれません。
以上、『ニード・フォー・スピード ペイバック』のレビューでした。
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