今回は『R-TYPE FINAL2』のレビューになります。
最終作とされた『R-TYPE FINAL』から18年。
遂にその続編が登場しました。
私が待ちに待った「横スクロールシューティングゲーム」。
そのレビューと、最後に感謝をまとめました。
それでは、いってみましょう。
R-TYPEとは
引用:ファミ通.com。
『R-TYPE』は「横スクロールシューティングゲーム」というゲームジャンルで1987年にゲームセンター(アーケード)に登場し大ヒットした作品です。
禍々しいステージや巨大生命体のようなボス、そして画面に収まり切れない巨大戦艦との戦いに度肝を抜かされたのをよく覚えています。
「フォース」と呼ばれる次元兵装を装備し、装着・切り離しを行うことで前後の攻撃が可能となり、幅広い戦い方が出来るという非常に画期的なシステムを採用していました。
特に、エネルギーを溜めて発射する「波動砲」は『R-TYPE』の代名詞とも言える攻撃で、威力の大きさはもちろん、敵を貫通しながらド派手に破壊する様は何とも言えない爽快感があります。
ゲームセンターからの始まりもあってか難易度は”激ムズ”で、1度やられると復帰不可能と思えるほど敵の出現・攻撃が激しく、幾度となく心を折られます。
だからこそ、私も含め熱狂的にプレイした人も多かったと思います。
同様のゲームジャンルである『グラディウス』と双璧を成す「2大シューティングゲーム」として今でも語り継がれる作品…
それが『R-TYPE』というゲームです。
奇をてらわず、”原点”をそのままに進化と深化を果たす
前作『R-TYPE FINAL』から18年。
『R-TYPE FINAL2』は”原点”をそのままに、進化と深化(掘り下げる)をさせたように感じました。
基本的なステージ構成はこれまでの『R-TYPE』を踏襲しつつ、その遊び応えと爽快感がよりパワーアップしています。
そして、確実に1つ1つのステージの表現力が格段に増しています。
特に目を引いたのはグラフィック。
思わず「凄まじい!」と声を上げてました。
描写が綺麗なのはもちろんですが「横スクロールシューティングゲーム」なのに”奥行き”をメチャクチャ感じるんですよ。
しかも、ただ奥行きがあるだけではありません。
波動砲をチャージするとあたりの景色の光の強さ(輝き)も変わるんです。
また、その光によって投影される影に動きも加わるのでより立体感が出ます。
今のハードのスペックからしたらある意味当たり前かもしれませんが、今までの「シューティングゲーム」にこういった表現は無かったので物凄く新鮮に映りました。
グラフィックによる”進化”と、1つのステージをより高密度に描いた”深化”を余す事無く体験できます。
これまでプレイしてきたシューティングゲームと全く違う感覚を覚えました。
カスタマイズもOK。何ならタイトルも…
また、今作『R-TYPE FINAL2』は様々なカスタマイズが出来ます。
前作『R-TYPE FINAL』でも自機のカラーをカスタマイズすることは出来ましたが、今作ではラベルも張ることが可能となり、より個性的な機体を作ることが出来ます。
もちろん、パイロットの服装やモーションもカスタマイズでき、ハンガー(格納庫)でお好みの機体とパイロットを一緒に映すことも可能なのでより愛着が沸くと思います。
さらに「ステージカスタマイズ(コースエディット)」も出来ます。
1度最終面までクリアすると、それまでのステージの順番を入れ替えるという仕様。
つまり、「自分だけの『R-TYPE FINAL2』が作れる」んですよね。
とてもユニークな仕様になっています。
さらにさらに!驚きの仕様があります。
なんと、『R-TYPE FINAL2』という名称を変えること出来るというまさかの「タイトルカスタマイズ」まで!
これは遊び心だと思うんですが、逆に言えば「ここまで遊び尽くして下さい!」という想いを感じてしまうほどです。
相変わらず難易度は高い
では、難易度にいきましょう。
今作では難易度選択が出来るようになっています。
一番簡単な「PRACTICE」から標準(とされる)「NORMAL」、そして最高難易度の「R-TYPER」。
最初は標準の「NORMAL」を選びそうですが、「NORMAL」でも相当難しいです。
もちろん、難易度ごとに敵の出現率や攻撃のアグレッシブさ・硬さも変わりますが、最も大きいのは「コンティニュー回数の制限」があることです。
「NORMAL」の場合、コンティニューできる回数が20回(60機分)しかありません。
そのため、初見で「NORMAL」クリアはほぼ不可能と言ってもよいです。
オススメは「NORMAL」より1つ難易度が下がる「KIDS」が◎。
コンティニュー回数は30回(90機分)あるので、初見でも十分クリア可能です。
また、1度クリアするとコンティニュー回数が無限になる(みたい)ので、「KIDS」でクリアして「NORMAL」以上の難易度にゆっくり挑むのがオススメです。
やり込み要素
『R-TYPE FINAL2』のやり込み要素として「新機体の開放」があります。
最初に用意されている機体は3機ですが、ステージをクリアして”資源”を集めることで新しい機体を作ることが出来ます(パスワード入力型もアリ)。
機体の数は約100種類。
それぞれの機体によって攻撃方法や波動砲の種類も全く違うので、同じステージでも攻略方法が変化し新鮮な気持ちでプレイすることが出来ます。
ある意味、シューティングゲームでありながらハクスラ要素を兼ね合わせた感じです。
また、前作『R-TYPE FINAL』でもあった「ステージ分岐」も用意されています。
分岐するステージは6面と7面で、各ステージが3つに分岐。
5面の終盤に出現する宇宙船が出す4つのアイテムのうち1つを取ると
- (紫)ステージ6.0⇒ステージ7.0
- (赤)ステージ6.1⇒ステージ7.1
- (緑)ステージ6.2⇒ステージ7.2
- (灰色)ランダム
と分岐していきます。
分岐したステージは毛色が全く違い、中には縦スクロールの様なステージもあるので面白いですよ。
PS5でプレイしてみて…
『R-TYPE FINAL2』は、PlayStationではPS4版として発売されている作品ですが、これをPS5でプレイした感想を少しだけ。
ロードがメチャクチャ速い!!
1~2秒でロードが完了してしまいます。
そのため、ロード時間にTipsが挟まるのですがこれを読むことが出来ませんw
ただ、『R-TYPE FINAL2』はチュートリアル画面があり、ここでしっかり読むことが出来るので安心です。
まだまだ終わらない!非常に楽しみなDLC
『R-TYPE FINAL2』は今後DLCを予定しています。
その名も『R-TYPE FINAL2-Stage Pass:オマージュステージ』。
これは、過去の『R-TYPE』のステージから厳選した7ステージを『R-TYPE FINAL2』テイストにアレンジして遊べるという、私も含めファンの方からしたらたまらないDLCです。
全3回に分けて配信予定ですが、すべてセットになった「シーズンパス」もあります。
非常に楽しみです。
感謝
いつもは最後に”まとめ”としてレビューを終えるのですが、今回は感謝の気持ちを。
というのも、「横スクロール(サイドビュー)シューティングゲーム」は昔は非常にポピュラーなジャンルだったのですが、今ではそのジャンル自体が無くなりつつあるように感じています。
たしかに、難易度も高く今ではニッチなジャンルになってきています。
そんな中、「FINAL(最後)を超えて、新たに新作を出して頂いた」ことに感謝に気持ちでいっぱいです。
子供の頃に心をワクワクさせて遊んだあの感覚を再び呼び起こすことが出来、本当に満足しています。
それと同時に『R-TYPE FINAL2』を機に、横スクロールシューティングゲームを手に取って遊んでくれる人が増えることを願っています。
以上、『R-TYPE FINAL2』のレビューでした。
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