今回は、「龍が如くスタジオ」が手掛けた『JUDGE EYES:死神の遺言』のレビューをしていきます。
驚くほど面白かった『ジャッジアイズ』。
簡単に紹介していきます。
愛称『キムタクが如く』
『JUDGE EYES:死神の遺言(以下、ジャッジアイズ)』の主人公は八神隆之。
キャラクターモデルは、何と”木村拓哉”さんが務めています。
八神隆之(以下、八神)は、元弁護士にして便利屋まがいの探偵をしています。
物語が展開される舞台は、『龍が如く』でおなじみの神室町。
そうです。
『ジャッジアイズ』とは、『龍が如く』のスピンオフ作品のような位置づけとなります。
そのため、『龍が如く』の舞台である神室町と主人公である八神演じる木村拓哉さんが織りなすストーリーで展開される為、別名『キムタクが如く』という愛称で親しまれるようになりました。
超豪華な出演陣とドラマさながらの役作り
『龍が如く』シリーズといえば、豪華な役者陣が出演するゲームとしても有名ですよね。
もちろん、『ジャッジアイズ』もそこは踏襲されています。
先に述べたように主人公のモデルは”木村拓哉”さん。
これだけでも超豪華なんですが他の役者陣も超豪華。
刑事役を務める「綾部和也」のモデルである”滝藤賢一”さん。
同じく、刑事役を務める「黒岩満」を演じる”谷原章介”さん。
主人公の八神を駆け出しのころから面倒見てきた弁護士「源田龍三」を演じる”中尾彬”さん。
そして、役者陣が豪華なだけでなく演じる役もドラマさながらに熱演します。
そのため、ムービーシーンはまるで映画かドラマを見ているかのような錯覚に陥ります。
というか、個人的にはドラマ以上でした。
神室町×キムタクが織りなすストーリーが◎
『龍が如く』の舞台である「神室町」と、国民的大スターである”木村拓哉”さんが織りなした化学反応『ジャッジアイズ』は、一言で言うと最高です!
神室町にいる、八神こと”木村拓哉”さん。
木村拓哉さんが演じる八神が存在する、神室町。
完全に馴染みすぎて違和感が全くありません
探偵業を主とした様々なミッション
『ジャッジアイズ』は、主人公が元弁護士の探偵なのでメインミッションは、
- 尾行
- 聞き込み
- 変装
- 証拠提示
などがあります。
通常のゲームであればこれらはサブミッション的な要素として扱われがちですが、今作はこれがメインミッションとなります。
この位置づけは、配達をメインとした『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』に似ていますね。
そのため、”お使いさせられている感”がほとんどありません。
『龍が如く』を踏襲するバトルアクション
『ジャッジアイズ』のバトルシステムは、『龍が如く』のバトルシステムをほぼ踏襲しています。
なので、過去作をプレイしている人はすんなり入っていけるでしょう。
『龍が如く7』から入る人はバトルシステムが全く違うので多少戸惑いはあるかもしれませんが、ガチガチのバトルアクションではないのでなじみやすいと思います。
客観的にも主観的にも操作できる主人公
今さらですが、「『ジャッジアイズ』は、なぜあんなに面白かったんだろう?」と考えたときに、1つの結論に至りました。
それは
客観的にも主観的にも操作できる主人公
にあったのではと考えてます。
操作する主人公は、元弁護士の探偵である八神。
そして、モデルは日本で知らない人はいないであろう”木村拓哉”さん。
ゲーム内では八神の深い人物像に引き込まれて主観的にゲームを進めることになるものの、モデルは完全に”木村拓哉”さん。
そのため、「キムタクにこんな動きをさせたい!」といった願望にプレイ中に幾度となく遭遇しますし、ゲーム側もそれを見越して作られています。
この瞬間は主人公八神から心が離れてしまう為、客観的な視点でゲームをプレイします。
このバランスが非常に素晴らしいため、主人公を操作することに全く飽きが来ません。
そう、主人公に心を完全に奪われるゲームです。
『龍が如く7』から入った人や『龍が如く』シリーズ未プレイの人に、ぜひオススメしたい!
最後に、改めてお伝えしたいこと。
『龍が如く』シリーズは、とにかく”アツく濃厚なストーリーが魅力”です。
登場人物は必ずといっていいほど過去に体や心に傷を負った者が多く、その運命から”あらがう”為に必死で生きています。
人に焦点を当てたストーリーなので、どのキャラクターにも感情移入がしやすく没頭します。
『ジャッジアイズ』も同様です。
『龍が如く7』から始めて、そのストーリーや世界観に惹き込まれた人なら必ず”刺さる”作品です。
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