「ゴーストオブツシマ ディレクターズカット」レビュー(感想)|壹岐(壱岐)編で仁の過去に迫る。PS5ですべてがパワーアップ。ハプティックフィードバックの体験が凄い!

ゴーストオブツシマディレクターズカット

【満足度8.5/10点満点】

今回は『ゴーストオブツシマ ディレクターズカット』のレビューになります。

『ゴーストオブツシマ』に”壱岐編”を追加したディレクターズカット。

あらためてこのゲームの凄さ・素晴らしさを認識することとなり、最高の時間を過ごすことが出来ました。

それでは、いってみましょう。

目次

壹岐編は”仁の始まり”の物語

『ゴーストオブツシマ ディレクターズカット』では、舞台を対馬から壱岐に移すこととなります。

壱岐には対馬に上陸したコトゥン・ハーンの配下ではなく、”オオタカ”と呼ばれるリーダーを配下に持つモンゴル兵が上陸。

ツシマへの侵攻を防ぐために壱岐に向かうというのがメインストーリーになります。

それと同時に、”仁の過去と向き合う”もう一つのストーリーも展開されます。

対馬で繰り広げられるのが「仁が冥人(くろうど)になる物語」だとしたら

壱岐で繰り広げられるのは「仁の過去(トラウマ)に迫る物語」。

仁の心の中にある”父親”に鋭く迫ります。

また、かつて壱岐は仁の父によって統治された島でもありました。

壱岐に向かう前に、村人が仁にこう言います。

「壱岐は侍を嫌っていますぜ…」

と。

このことから、境井家と壱岐の間に良からぬ事があったのが想像出来ますね。

これらを含め、壹岐編がどのように展開していくのかも非常に気になることろです。

PS5版の特徴

ダイナミック4K解像度でより綺麗に

細かいディテールまで表現されている

そもそもPS4版でも相当キレイだったグラフィックですが、PS5版はさらに輪をかけてキレイになってます

特に、フォトモード使って静止した状態にして見ると、鎧の細かいディテールや、モンゴル兵が持っている盾の裏の模様などもクッキリと映し出されています。

また、4Kテレビや有機ELテレビでさらにリアルな映像が堪能出来るとの事。

あいにく、私の家のテレビは4Kではないのでその恩恵を受けることは出来ないのですが、それでもメチャクチャキレイなのは実感できます。

60fpsでヌルヌル動く

とにかくヌルヌル動きます

PS5版で60fpsに対応したのも『ツシマ』に取って大きな恩恵を与えています。

ヌルヌル動くんですよ!

個人的には、馬に乗って大自然を駆けるのがお気に入りで、擬似的な乗馬感覚を味わえて気持ちいいです。

さらに、戦闘の迫力も増した様に感じます。

なんと言いますか、「リアルさが増した」感じはします。

ロードが完全に無くなった

ハードかPS5に移った事もあり、ロードが完全に無くなりました。

ゲーム再開時のロードも無し。

ファストトラベルのロードも無し。

対馬と壱岐のファストトラベルもロード無し。

「待つ」という概念そのものが完全に無くなりました。

驚愕のハプティックフィードバック

重さや鉄の感覚が伝わる

PS5版で一番感動したのはこの”ハプティックフィードバック”。

コントローラー越しに伝わる感覚のフィードバックが快感になるほど(言い過ぎ?)気持ちいいです。

まずは「乗馬」。

馬に乗って駆ける際ですが、微細な振動がコントローラーに走ります。

景色の良い草原なんかを馬で思いっきり駆けるときは結構気持ちいいです。

次に「戦闘」。

これが一番凄い。

ズバズバと敵に斬撃を与えている時は特に何も無いのですが、盾持ちのモンゴル兵の盾に刀が当たった時の「ゴォゥゥン!」という”重さ”と”鈍さ”のフィードバックにビックリです。

また、ボス戦で発生する刀同士があたる”鍔迫り合い(つばぜりあい)”では「ギィィィン!」という鋼同士が弾き合う感覚がフィードバックされます。

デュアルセンスから発生する振動と共に、内蔵されているスピーカーからも音が出るのでより迫力があって良いです。

番外編として「和歌」も良いです。

「和歌」を詠む時にもコントローラーのスピーカーから音が出るのですが、スピーカーの性能が良いためか瞑想するような感じになるんですよね。

思いにふける…そんな感覚におちいります。

壱岐編の難易度はかなり高い

壱岐編は結構難しい

では『ディレクターズカット』の本編となる壱岐編の難易度についてです。

プレイした感覚では難易度はかなり高めに設定されていると感じました。

まず、壱岐にいるモンゴル兵は結構強い…というか数が多いです。

また、壱岐にいる”呪師”が相当厄介。

呪師が念仏のような経を唱えている時は、周りの兵が攻撃・体力が強化されるので非常に戦いにくいです。

さらに、壱岐にあるモンゴル兵の拠点ですが、モンゴル兵の数が相当多いので一筋縄では攻略できません。

この壱岐編ですが、本編序盤の「金田城解放」後から壱岐に渡ることが出来るのですが、その時点で壱岐に渡るのはかなり無謀です。

できれば本編クリア後か、主人公の仁が”冥人の型”を覚えてから壱岐に渡るのがいいと思います。

メインシナリオのボリュームは少なめだが…

壱岐編のメインシナリオのボリュームですが、感覚的は「やや少なめ」という感じでした。

ストーリー的には10時間くらいのボリュームです。

ただ、サブクエスト等を含めるとかなりのボリュームがあります

また、壱岐は対馬と違って”島の色味”が全然違います

色鮮やかな草原もあれば、藤の花が広がる幻想的な場所もあり、相変わらず島をめぐる楽しさに溢れています。

猿や猫が多いのも特徴的ですね。

特に、猫ちゃんとの戯れが癒されます。

個人的に嬉しかったのが”堅二”が出てきたこと。

対馬本編でも「どこか憎めない酒売り(と思っている)」として登場し好きなキャラクターでしたが、まさか壱岐でも登場するとは思いませんでした。

さらに壱岐編の堅二は…

ここから先は、実際にプレイして確かめて欲しいです。

堅二に出会えたのはかなり嬉しい!

フォトモードにハマりまくる!

完全にフォトモードにハマりました

PS5版でさらなるグラフィックの向上を果たした『ディレクターズカット』。

私はフォトモードにハマりまくってしまいました。

『ゴーストオブツシマ』の魅力はやっぱり”自然の美しさ”にあると思うんですよね。

何気ない風景の美しさに見惚れたり、流れゆく時によって景色の変わる様子に目をとめたりと現実世界と変わらぬ感覚を味わえるのが良いです。

自分が感じた、自分だけの風景を写真のように切り取る。

これだけでも楽しいです。

また、戦いの迫力をそのまま切り取れるのも良いし、馬と共に駆け抜ける疾走感を切り取れるのも良い。

動の勢いを保ったまま画像に残せる」という、自分が写真家になったような感覚を味わえるのも『ツシマ』のフォトモードの良いところです。

是非、最初からプレイしてほしい!

『ゴーストオブツシマ ディレクターズカット』は、おそらく多くの人がクリア後のデータを引き継いで壱岐編を楽しんだと思いますが、できれば今一度最初からプレイしてほしいと思わせる内容に仕上がっていました。

グラフィックやフレームレートの向上によって、これまで見てきた世界が変わったという事もあります。

さらに、PS5版でハプティックフィードバックが加わったことで、新たな感覚を味わいながらプレイすることが出来るんですよね。

うまく言えないですがPS5版は『”体感型”ゴーストオブツシマ』に変貌していて新たな体験が出来ると確信しています。

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