「Déraciné(デラシネ)」レビュー(感想)|これまでのフロム作品と全く違う優しくてミステリアスなゲーム。

deracine

【満足度5.5/10点満点】

今回は『Déraciné(デラシネ)』のゲームレビューになります。

開発元は「フロム・ソフトウェア

「フロム・ソフトウェア」と言えば、『ダークソウル』や『bloodbone(ブラッドボーン)』『SEKIRO(隻狼)』といった”超高難易度ゲーム(死にゲー)”で有名なメーカー。

はっきり言って『Déraciné(デラシネ)』は、これまでのフロム作品とは全く違います。

『Déraciné(デラシネ)』はPSVR”専用”ゲームで、PSMoveが2本必要になります。

目次

「フロム・ソフトウェア」が作ったとは思えないほど”優しさ”があふれている

画像は『ファミ通.com』より引用

正直、面食らいました。

「フロム・ソフトウェア」と言えば、超高難易度アクションゲームで名高いメーカー。

手掛ける作品の世界観も独特ですよね。

『Déraciné(デラシネ)』は”ホラー寄り”の作品かと思っていたのですが、全く違っていました。

こんな優しい作品を作るの?

と。

プレイヤーは「止まった時の世界」で人に見えない”妖精”となり、人里離れた寄宿学校で暮らす子供たちと交流を交わしていくというもの。

また、子供たちは”妖精”の存在を信じており、”妖精”を迎え入れるために様々な趣向を凝らしていきます。

”妖精”となったプレイヤーは、その子供たちに手を貸すことによってストーリーは進展していき、とても心温まる展開となります。

まさか、こんなゲームだったとは??

なんて、ちょっと拍子抜けしながらプレイを進めていくことになるのですが……。

後半はサスペンスホラーのような怒涛の展開が待っています。

プレイ時間

プレイ時間は、大体10時間ほどといったところです。

「短い!」

と、感じる人もいるかもしれません。

ただ、VR作品は目や脳がかなり疲れるため、プレイするとそれなりのボリュームを感じることができます。

世界観は『bloodbone(ブラッドボーン)』に似ている

画像は『ファミ通.com』より引用

『Déraciné(デラシネ)』はゲームの舞台が「人里離れた寄宿学校」ということもあり、どこか『ブラッドボーン』の世界観を彷彿とさせる部分があります

ヨセフカの診療所」っぽい雰囲気があるかなと、個人的に感じました。

学校なんですけど、なんか秘められたところがあるような感じです。

気になる”VR酔い”は?

画像は『ファミ通.com』より引用

VRと言えば、気になるのは”VR酔い”。

『Déraciné(デラシネ)』は、”VR酔い”はほとんどありませんでした。

「うまく作られているなぁ」と感心したのは、プレイヤーの移動方法です。

プレイヤーの移動方法

寄宿学校内を移動する方法ですが、どこでも自由に移動できるわけではありません

いわゆる「移動ポイント」のようなものがフィールド上にあり、ボタンを押すことでその地点に瞬間移動できる仕様になっています。

”点と点を移動する”

そのような感じです。

VR空間は人間としてはかなり異質な空間なので、VR空間を自由に移動できるようなゲームはリアルとバーチャルの感覚にズレが生まれ、脳が混乱してしまいます。

また、プレイヤーである”妖精”は「止まった時の中でしか動けいない」という制約があるため、すべての世界がほとんど止まりっぱなしでストーリーが進行します。

この世界(空間)を瞬間的な移動により切り取った映像の中を進む感覚になるので、「この世界が現実ではない」と脳が認識しやすいのではないか考えます。

そのため、”VR酔い”を気にすることなく安心してプレイできます

個人的に気になったところ

ここからは、個人的に気になった部分となります。

プレイポジションが微妙

画像は『ファミ通.com』より引用

『Déraciné(デラシネ)』のプレイポジションですが、背が低い人は立った状態・背が高い人は椅子に座るポジションでプレイしないといけません。

VRのヘッドセットの視点が”高め”に設定されているんですよね。

私は身長が180㎝以上あるので、椅子に座ってプレイしてました。

これが案外きつかったです。

ストーリー重視のゲームなので、できれば座椅子に座って楽にプレイできるくらいが良かったです。

前半のストーリー展開がゆるい

画像は『ファミ通.com』より引用

先に述べたように、前半は子供たちとの交流がメインとなるのでストーリーの起伏に欠けます

そのため、若干ダルさを感じました

チュートリアル的な意味合いもあると思いますが、もう少しドキッとさせる演出があると良かったかなと思いました。

「PSVR」と「PSMove」を持っている人は買ったほうがいい

多少気になる部分はあるものの、「PSVR」と「PSMove」を持っている人には、自信を持ってオススメできるゲームであることは間違いありません

特に、後半のストーリー展開は「えっ?ウソ?」とハラハラしながらプレイすることになります。

VR作品でありながら、ボリュームもあり、しかも安い。

そして、”VR酔い”もほとんどないので安心して遊べるゲームです。

「PSVR」と「PSMove」を持っている人は、まず手にっとほしいゲームだと感じました。

以上、『Déraciné(デラシネ)』のレビューになります。

【P.S】ひょっとしたら『かまいたちの夜』とかVRに合いそう

これは余談なのですが、『Déraciné(デラシネ)』をプレイしながら、ふと頭をよぎったことがあります。

これ……

『かまいたちの夜』をVRで出したら、結構面白いんじゃないか?

ということ。

『かまいたちの夜』とは、「サウンドノベル」形式で進むサスペンスホラー作品

吹雪の影響によりクローズドされた山荘で、殺人事件に巻き込まれるという展開をVRで体験できれば、かなりの没入感を味わえそうな予感がしました。

テキスト形式で進む「フローチャート型」のゲームシステムも、”VR酔い”とは無縁のような気がします。

1つ1つのストーリーも長くなく、”VR疲れ”しにくいでしょうし、何より我孫子武丸氏が手掛けた脚本で、完成度がメチャクチャ高いので、ひたすら没頭しそうです。

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