「Blasphemous(ブラスフェマス)」レビュー(感想)|独特のストーリー・世界観を持ったクセ強2D探索アクション。

ブラスフェマス

【満足度5.0/10点満点】

今回は『Blasphemous(ブラスフェマス)』のレビューになります。

ダウンロード専用コンテンツであり、PS/Switchどちらからでも購入できます。

他の2Dアクションとかなり色味が違いますが、しっかりと楽しめるゲームです。

それでは、いってみましょう。

目次

”奇蹟”という名の”呪い”

引用:ファミ通.com。奇蹟は呪いという独特の世界観。

先にお伝えしておきますが、このゲーム…

かなりが強い

です。

その癖とはストーリーグラフィックにあります。

まずはストーリー

簡単に要約すると以下のようになります。

”奇蹟”という名の神の残虐な意志によって”呪い”をかけられた世界「クヴストディア」。この世界では、人の”罪”は具現化し厄災となる。生と死の輪廻の間に閉じ込められた主人公は、悔い改める者”悔悟者かいごしゃ”となってこの呪われた”奇蹟”の謎を解く旅に出る…。

という感じです。

罪が具現化し、神の奇蹟によって呪いをかけられた世界…。

そう、このゲームでは「奇蹟=呪い」として扱われているんです。

神が敵であるというのはゲームではよくあることですが、奇蹟が呪いとして扱われるのは多分無いと思います。

また、この世界で暮らす人々は、その呪いゆえか、自らの苦痛をもって救い(あるいは開放か)とする様が描かれています。

その様子を描くグラフィックも非常に独特です。

グラフィックはドット絵で描かれており手書き感があっていいのですが、そのグラフィックがかなり個性的です。

いわゆるグロさ”があるんですよね。

なまじドット絵で描かれているからかわかりませんが、絵画的な要素もあって妙にリアルに感じるんですよ。

グロ耐性があれば問題ないと思いますが、これは好みが分かれるところだと思います。

引用:ファミ通.com。結構グロい…。

”メトロイドヴァニア”型探索アクション

引用:ファミ通.com。探索・バトルともにバランスが良い!

肝心のゲームシステム面ですが、これはかなり良く出来ていると思いました。

『ブラスフェマス』は2Dの探索アクションRPGで、探索するエリアは思っていた以上に非常に広大です。

いわゆる”メトロイドヴァニア”というジャンルに分類されるカテゴリーで、未知のエリアを探索する楽しさやショートカット・ファストトラベル地点を発見する喜びがあり、かなり考えられたエリア構成になっています。

装備面ですが、武器や防具の購入・強化という概念はありません(とある条件で攻撃力は上がります)。

最初から最後まで同じ装備でプレイしていくこととなります。

ただ、スキルの強化はあります。

ため攻撃や連撃追加などシンプルではありますが、非常に重宝するスキルばかりなのでかなり役に立ちます。

また、ロザリオにアイテムをつけることで耐性強化やHP向上などの特殊効果も得ることができるので、かなり幅広いカスタムができます。

あえて装備を固定し、スキル面をある程度充実させ、広大なエリアの探索に挑む」という”選択と集中”がバランスよくできているので、2D探索アクション好きな人にもオススメです。

引用:ファミ通.com。武器・防具はないが、細かい強化が出来る。

難易度は言うほど高くない

引用:ファミ通.com。高難易度アクションと謳われているがそうでもないです。

あとは難易度ですね。

『ブラスフェマス』は”高難易度アクション”と紹介されることが多いですが、プレイした実感はそこまで難易度は高くないという感じでした

確かに落下死や針山即死はあります。

けど、それが多いわけではないですし、落下死はあるアイテムを取れば回避できるようになります。

つまり、理不尽な難しさは皆と言っていいです。

個人的には、似たような世界観を持つSalt and Sanctuary(ソルト アンド サンクチュアリ)のほうが難易度的には上だと思います。

ここで『ブラスフェマス』のバトルでのオススメな攻略法を1つ。

『ブラスフェマス』は”1対複数のバトル”になることが非常に多いです。

敵を1匹見つけたら画面外にももう一体は敵がいると思っていたほうが◎。

なので、無理に進もうとせず、1体ずつ自分の土俵に引きずり込んで戦うのがベストです。

あと、パリィ(攻撃を弾く)の受付時間もかなり長いので、パリィのタイミングを覚えればさらに攻略が楽になりますよ!

かなり好みが分かれると思う

引用:ファミ通.com。どうしても好みは分かれると思うんです・・・・。

とは言え、やはり結構好みが分かれるゲームなのかなという印象は強いです。

先に述べたグラフィックの部分についてはどうしても好みが分かれると思うんです。

体にいくつもの剣を突き刺された描写やおどろおどろしさがね…。

結構狂気じみてます。

苦手な人はとことん苦手なのかなと感じちゃいます。

あと、ストーリーがかなり難解です。

大枠は大体分かるんですが、その他の部分がまるでわかりません。

神の奇蹟が呪いなのはわかるんですが、なぜ神は人々を呪うに至ったのか?

この世界の神とは何なのか?

根幹の部分が隠れているので、考察を必要とするゲームなのかもしれません。

まとめ

2Dアクションゲームは数多くあれど、ここまで個性的なゲームに出会ったのは初めてです。

それゆえに一長一短さもありますが、ゲームシステム・バランスはかなり良く結構楽しめるゲームだと思います。

難易度も思ったほど高くなく、大体15時間くらいでクリアできるのでボリュームもちょうどいいですし、クリア後は「ボスラッシュ」も楽しめますよ。

以上、『ブラスフェマス』のレビューでした。

『ブラスフェマス』はダウンロード専売のゲームになります。

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