今回は『バイオハザードヴィレッジ(8)』の体験版である『MAIDEN(メイデン)』のレビューになります。
『バイオハザードヴィレッジ』はPS4・PS5の縦ローンチで発売することが決定していますが、今回の体験版『MAIDEN』はPS5のみでプレイ可能という制限がついています。
なぜ、PS5のみにしたのか?
実際にプレイすると「なるほど、これを届けたかったのか」と納得することがありましたのでそちらを中心にレビューしていきます。
『MAIDEN』は”脱出”がメイン
体験版『MAIDEN』の目的は”脱出”になります。
どこかわからぬ独房からスタートし、その独房からの脱出を試みるというもの。
クリアまでの時間は20~30分ほどですが、バイオハザード……いや、『バイオハザード7』序盤のような非常に不気味でサイコな雰囲気が漂っているため怖くて先に進めません。
また、主人公(誰なのかは不明)は移動・アイテムを調べる・アイテムを使用するくらいしかできないので余計怖さが増します。
以前、『バイオハザード7』の体験版『KITCHEN』をプレイしたことがあるのですが、不気味さは『KITCHEN』と同様だと思います。
しかし、『MAIDEN』には特筆すべき部分が2つあります。
それは…
- レイトレーシング
- 3D音響
です。
レイトレーシング
まず、レイトレーシング。
PS5になり、光の反射や映り込みをリアルタイムで演算できるようになったおかげでグラフィックの表現力が段違いに凄くなっています。
独房を抜けた後に館の中に入るのですが、この館のグラフィックが段違いに凄いです。
『スパイダーマンマイルズモラレス』や『デビルメイクライ5SE』『アストロプレイルーム』などをプレイしましたが、体験版である『MAIDEN』ほどレイトレーシングに感動したことはありませんでした。
あと、実際にレイトレーシングが効いているからなのか分からないんですけど、壁のクロスの継ぎ目なんかも確認できちゃうほど質感があるんですよね。
常に怖さを感じているんですが、見とれてしまうほどのリアルさがあります。
3D音響
また、3D音響も凄いです。
普段からサウンドバーで音を出力しているのである程度音の恩恵を受けていたつもりだったのですが、『MAIDEN』は聞こえ方が全く違うんです。
自分の後ろから物が倒れるのが分かる。
自分の上の階でコツコツと人が歩いているのが分かる。
うまく伝えられないのですが、まるで自分がその空間に実際にいるような体験が確かにあるんですよ。
今回、部屋の電気を全て消してプレイしたから余計にそう感じたのかもしれません。
総評
体験版という事もあり、ごく限られた体験しかできないのにも関わらず、これほどまでに没入したのは中々ない経験でした。
『MAIDEN』で体験できたPS5の特徴であるレイトレーシング・3D音響は、私の中に確実に新しい体験を生み出したのは事実です。
以上、体験版『MAIDEN』のレビューでした。
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