【ゲーム小話#3】『CERO』て何?

ゲーム小話第3話 CERO

今回の小話は『CERO』についてです。

私たちが日本で購入するゲームのパッケージの左下あたりについているマークのことです。

今回は、この『CERO』について超簡単に話していこうと思います。

目次

そもそも「CERO」て何?

CEROとは、『コンピューターエンターテインメントレーティング機構』のことで、

Computer(コンピューター)
E
ntertainment(エンターテインメント)
R
ating(レーティング)
O
rganization(オーガニゼーション)

上記の英語の頭文字をとって『CERO(セロ)』と呼ばれています。

日本で発売されるゲームは年齢別にレーティング(等級)されており、その審査を受ける必要があります。

そうです。

『CERO』とはその審査機関のことを指します。

審査方法と審査内容

審査方法

では、この審査を一体だれが行っているのでしょうか?

CEROのHPによると、「一般公募で集めた20~60代の様々な職業の男女」によって審査されています。

なお、ゲーム業界に関連のある人は採用されないとの事です。

つまり、ゲームに馴染みのない人達によって審査されるということですね。

これ納得です。

私の様なゲーマーが審査に加わると、公平な目で見れませんからねw

審査内容

審査内容ですが、これはある程度お察しがつくかもしれません。

大まかに4つの項目について審査されています。

  1. 性表現系
  2. 暴力表現
  3. 反社会的行為表現系
  4. 言語・思想関連表現型

また、それぞれには細かい審査項目があり、「これ以上の表現はダメ」という上限規定もあります。

レーティングの種類

次に『CERO』のレーティングの種類ですが、全部で5種類あります。

画像は『SERO』公式HPより引用

こうやって見て初めて気づいたのですが、このレーティングは

  • 【CERO『B』】小学6年生以上
  • 【CERO『C』】中学3年生以上
  • 【CERO『D』】高校3年生以上

という風に、日本の教育によって区分されているみたいです。

ちなみに、我が家にあるソフトを見てみるとこんな感じです。

NoタイトルCERO区分
テトリスエフェクトA
トライアルズフュージョンB
ファイナルファンタジーⅦリメイクC
デスストランディングD
ゴーストオブツシマZ

区分による法的拘束力は?

細かく分かれているCEROの区分ですが、例えば13歳の子が『デススト』(D指定:17歳以上対象)を買ったらダメなのかといったら、そうではないようです。

CEROのホームページにこう書かれています。

ゲームソフトに年齢区分を表示することにより、 含まれる表現内容の対象年齢がわかるため、安心して購入し、楽しんでいただくことができます。

『CERO』公式HPより引用

いわゆる「ガイドライン」的な役割を果たしているわけですね。

そのため、法的拘束力は無いみたいです。

ただし、Z指定は違うかもしれません。

というのも、Z指定は

「18才未満に対して販売したり頒布しないことを前提とする区分」

とあるので、販売店側で何かしらの対策は取られてそうです。

CEROによる規制について

おそらく、多くの人が思うであろうことが……

規制によって、そのゲームが持つ面白さを最大限に活かしきれてないのでは?

という話題、ちょくちょくありますよね。

これについて、わたしの個人的な考えですが……

確かに、規制によってそのゲームの良さが損なわれる部分もあるかもしれません。

しかし、規制があるからこそ安心してゲームができている部分もある。

という考えです。

『ラストオブアス(1)』や『バイオハザード7』の規制なし版の映像とか見たことありますけど、めちゃくちゃグロいですからね!

私ですら「何もそこまで表現しなくても……」と思ってしまいましたもん。

ある意味、CEROの規制による恩恵を受けているので、確かに安心してゲームができてると感じます。

あと、個人的に思う事を1つ挙げるとするならば、「区分は5つも必要ないんじゃない?」と感じることもあります。

区分5つは細かすぎるかなと思います。

『C区分(15才以上)』と『D区分(17才以上)』なんて、ほぼ大差ないと思うんですよね。

2022年には成人年齢も18才に引き下げられますしね。

今後変わっていきそうな気もします。

以上、今回の小話でした。

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