突然ですが「3Dサウンド」を体験したことがありますか?
いわゆる「音が前からでなく、全方位的に聞こえる」というものです。
この「3Dサウンド」は5.1chホームシアターや5~10万円クラスの高価なサウンドバーでないと体験できない代物だと思いますよね。
確かにその通りだと思います。
しかし、3万円台のサウンドバーでも3Dサウンドを体験できるものがあります。
今回紹介するのはSONY(ソニー)のサウンドバー『HT-X8500』
はっきり言って・・・
ミドルクラスの価格帯のサウンドバーで間違いなく最強クラスのサウンドバー
です。
製品スペック
まずは『HT-X8500』の製品スペックを簡単に紹介します。
スピーカー構造 | 2.1ch(サブウーファー内蔵) |
外形寸法(幅✕高さ✕奥行き) | 890mm✕64mm✕96mm |
最大出力 | 160w フロント:40w✕40w サブウーファー:80w |
接続 | HDMI✕HDMI(TV ARC/eARC) ✕光デジタル |
Bluetooth | 対応 |
対応信号 | 4K信号/HDR信号 |
対応音声フォーマット | ドルビーアトモス(R)/DTS:X(R) |
消費電力 | 32w |
『HT-X8500』のココが凄い!
「バーチャルサラウンド(3Dサウンド)」がとんでもない!
『HT-X8500』で超オススメしたいポイントは何と言っても「バーチャルサラウンド」
いわゆる「3Dサウンド」というものです。
『HT-X8500』には、
- 「Vertical Surround Engine」
- 「S-Force PROフロントサラウンド」
というソニー独自の技術が2つ搭載されています。
「Vertical Surround Engine(バーチャルサラウンドエンジン)」は、音に”高さ”を加えて再現する技術。
「S-Force PROフロントサラウンド」は、壁の反射音を利用せずに仮想的なサラウンド音場を実現する技術。
これにより、「縦と横から音に包まれる」というとんでもない体験が出来ます。
これ、実際に体験すると驚きますよ!
「音は確実に前から出ているのに、スピーカーが無い真横から音が聞こえる」んですよ。
これは私の体感なのですが・・・
メイン音声やメインBGMは、前から聞こえる
サブ的な役割の音声やBGM・効果音は、横から聞こえる
効果音(爆発音など)は高さも含め、全体に響きわたる
という感じです。
圧倒的な出力
『HT-X8500』の音声出力は最大160w。
これ、あまりピンとこないですよね。
分かりやすくテレビで例えてみましょう。
テレビは映像出力に特化しているので、音声出力が良くないんですよ。
実は、テレビの音声出力は20wくらいなんです。
しかも、20万円くらいするテレビでもよくて30wくらいなんですよね。
テレビ自体が薄型なのでどうしてもスピーカーが弱くなりがちなんです。
「テレビの音がペラペラに聞こえる」のはそのためです。
また、ミドルクラスのサウンドバーの出力は80~120w位が主流です。
それを踏まえると160wという出力は相当デカい数字に見えます。
もちろん、8万~10万円位のハイクラスサウンドバーになると300~400wというのはザラですが、そうそう手が出る代物ではありません。
これらと比較しても『HT-X8500』のコスパは相当良いです。
『HT-X8500』に合うコンテンツは?
3Dサウンドと160wという出力を手にすると、映像の見え方がガラリと変わります。
迫力と臨場感が段違いに良くなるからです。
映画はもちろん迫力が増し、アーティストのライブ映像は臨場感が一気に増します。
はっきり言ってこれだけでもすごいのですが、私は「ゲームにこそ『HT-X8500』は実力を発揮する」と感じました。
ゲームの音楽て、物凄く緻密に作られているんですよ。
特にアクションやバトロワ系のゲームは「見えない方向から聞こえる音」がかなり重要になったりすることがあります。
また、ホラーゲームではそれが”怖さ”に繋がるので「サウンド」というのは非常に重要なファクター(要素)なんですよね。
PlayStation5(PS5)では、3Dサウンドまで体験できるようになるので度肝を抜く臨場感を味わえるようになると思います。
サウンドバーをオススメする理由
前にも『SC-HTB200』というサウンドバーを持っていましたが、なぜ私がこうもサウンドバーをオススメするのかというのには理由があります。
まず1つに「設置がめちゃくちゃ簡単」であるということ。
サウンドバーは、他の音響機器と比べても設置がめちゃくちゃ簡単です。
電源と光ケーブルorHDMIをつなげばいいだけ。
本体も1つのみなので、あっという間に設置できる。
音響機器入門編としても非常に最適です。
2つ目に「場所を取らない」ということ。
基本的にサウンドバーの設置はテレビの前に置くだけ。
5.1chやのようなホームシアターは、「スピーカー5個・ウーファー1個・アンプ1個」と場所を取ります。
お部屋が広ければ問題ないでしょうが、私の様に狭い部屋に住んでいると設置すらままなりません。
逆に言うと、「狭い部屋でも設置できてしまう」ことがとても魅力的です。
3つ目に「騒音に留意すると、サウンドバーはちょうど良い」ということ。
音響機器は”底なし沼”です。
より良いものを求めると、いつかは高価な5.1chや7.1chホームシアターに行きつきます。
中にはウーファー独立型のサウンドバーもあり、こちらの迫力もとんでもないものになります。
ここまでくると音の臨場感や迫力は恐ろしいほど凄いことになりますが、音の再現度が凄まじすぎるため、周りには「騒音」となってしまいます。
防音設備がしっかりしている賃貸住宅や1戸建てなら問題ないでしょうが、そんな人はごく一部です。
それを考えると、サウンドバーは”ちょうど良い”んですよね。
特に、『HT-X8500』には「サウンドオプティマイザー」という”小さな音でも高音質を再現できる機能”を搭載しているので非常に助かります。
注意してほしいこと
とは言え、それでも注意してほしいのはやはり「騒音」です。
特に、木造住宅に住んでいる人にはあまりお勧めしません。
木造住宅は音が非常に響きやすいんです。
昔、私も木造住宅に住んでいた時にサウンドバーをつけていたのですが、注意していたつもりでも苦情になってしまいました。
木造住宅に住んでいる人は、サウンドバーよりヘッドセットにお金をかけたほうが良いと思います。
軽量鉄骨構造/鉄筋コンクリート構造の住宅に住んでいる人は比較的OKですが、それでもやはり「周りへの気遣い」は忘れないようにしましょう。
(※窓が重い窓だとさらに良いです。防音に優れています。)
まとめ
今まで結構色々な音響機器を買いましたが、はっきり言って今まで購入した中で『HT-X8500』が1番良いです。
特に「3Dサラウンド」の体験は本当に驚きました。
臨場感が半端ではありません。
こういった音響機器は、一度ハマると抜け出せなくなります。
それほど世界が変わってしまうからです。
だからこそ、購入する際に落としどころが非常に難しいものでもあります。
今回紹介した『HT-X8500』は、コスパ等を考えると非常に落としどころの良い製品であることは間違いないです。
「3Dサウンド」を経験したいと思っているあなたへ。
これまでの世界が色褪せるほどの経験が待っていますよ!
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