今回は体験版のレビューになります。
プレイするのは
『ストレンジャーオブパラダイス ファイナルファンタジーオリジン』
…長い!
スクエア・エニックスとコーエーテクモゲームスのTeam NINJAがコラボしたことにより、『FF版仁王』の様なゲームになっています。
ジャンル的には
ダークファンタジー型ハクスラ死にゲー
と表現した方がいいかもしれません。
アクション形式のファイナルファンタジー
『FFオリジン』ですが、世界観は完全に『ファイナルファンタジー』です。
敵はゴブリンやボムといったFFお馴染みの敵が登場します。
ここで繰り広げられるバトルは完全にアクション。
しかも、高難易度の死にゲーになります。
敵はそこまでカタくないのですが、攻撃力が高めで数の暴力もあるので油断すると一気にやられてしまいます。
バトルアクションについてですが、やれることがかなり多く、奥深いアクションが出来ます。
敵には「ブレイクゲージ」というスタミナの様なゲージがあり、このゲージを削ることで「ソウルバースト」というトドメを刺すことが出来ます。
この「ブレイクゲージ」はプレイヤーにもあり、ゲージが無くなると一定時間行動不能になってしまいます。
特徴的なのが「ソウルシールド」「インスタントアビリティ」。
「ソウルシールド」はブレイクゲージを消費することで発動する防御で、”ジャストガード”の感覚に近いです。
ソウルシールドが成功すると敵がよろけるので、そこから追い打ちをかけることが出来ます。
このソウルシールドは敵の魔法等や特殊攻撃にも有効で、攻撃をソウルシールドするとその攻撃をストックできます。
ストックした魔法・特殊攻撃は「インスタントアビリティ」として敵に使用することが出来るので、「MPを使用しない遠距離攻撃」として活用もOK。
「ソウルシールド」と「インスタントアビリティ」はかなり有効なスキルになります。
多彩な要素
また、『FFオリジン』にはハクスラ要素もあります。
『仁王』ほどのドロップは無く「適度に、程よくドロップされる」印象で個人的は丁度いいと感じました。
他にも『FF』らしい「ジョブシステム」があり”大剣士”や”魔術師”・”戦士”などそれぞれのジョブに合わせた立ち回りが可能です。
このジョブは常時2種類セットされていてボタン1つで瞬時に変更が可能なので、戦局を見極めながら対応もできます。
もちろん、それぞれのジョブにはスキルツリーによって能力の開放も出来、成長要素もあります。
体験版でありながらここまで様々なプレイが出来ることを考えると、結構大盤振る舞いの様な気がします。
「今、作り上げている仕様を存分に評価してほしい」
という意気込みが感じ取れます。
気になった部分
とにかくやれるが多く、面白い仕様ある『FFオリジン』。
実は、私の満足度はそこまで高くありませんでした。
たしかにバトルは面白く、歯ごたえもある。
ボス戦に至っては何度もトライ&エラーを繰り返すことで、倒した時の達成感もひとしお。
けど、それ以上に「粗がかなり目立つ」印象だったんです。
特に強く感じたのが
煩雑になる操作
覚えることがやたら多く感じました。
いや、正確にはやれる事は他のゲームと大差無いんですが、「それ、いるかね?」という操作もあります。
代表的なのが「防御(L1)」。
というのも、このゲームには防御よりも性能が良い「ソウルシールド」があるからです。
プレイヤーのブレイクゲージは減るもの、運用をきっちりすればほぼすべて「ソウルシールド」で防御はまかなえてしまいます。
この「ソウルシールド」のおかげで防御を使う機会がほとんどありませんでした。
また、魔法のホイールコマンドも使いにくいです。
というのも、ホイールコマンドは開いている時も時間が進み、且つボタンを押しっぱなしにすることで強化される仕様。
そのため、「ファイガ」を使いたいのに、ボタン押しっぱで敵をよけてたら、いつの間にか「ブリザガ」を使ってた。
みたいなことが頻発します。
ただでさえ死にゲーである『FFオリジン』の場合、バトルアクションが煩雑なってしまうと面白さが目減りしてしまいます。
高難易度アクションゲームであるからこそ、その根幹にある”操作性”はしっかりと確立させてほしいと思いました。
総評
ゲーム自体の満足度はあまり高くありませんでしたが、体験版であるにもかかわらず多くのことが解放されていたのは良かったです。
特に、プレイした人が「アンケート」を書ける仕様はとても好印象でした。
多くの意見をフィードバックしてより良いものを作り上げたいという姿勢を感じました。
なので、今回のアンケートは私がプレイして感じたことをつらつらを書いて送っています。
体験版がプレイできる期間は6月26日(土)までなのでこのレビューが出るころにはプレイは出来ないのですが、2022年の発売をしずかに待ちたいと思います。
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