今回はPS5専用タイトル『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』のレビューになります。
PlayStationStudioの作品という事もあり、PS5の性能を存分に楽しめること間違いなしです。
次元を越える3Dアクションゲーム

今作『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』を一言で表すとするならば
“次元を越える”3Dアクションゲーム
といったところです。
次元を操作できる「ディメンジョネイター」の暴走によりバラバラになった次元に干渉しながら冒険するアクションは”ハチャメチャそのもの”です。
ジェットコースターのようなレールスライドアクションもあれば、忍者のようなウォールランも可能。
テーマパークを駆け抜ける様な独特の爽快感があります。
特に凄いのが
- リフトテザーによる次元移動
- 一瞬で変化するエリア
です。
リフトテザーは、ワイヤーによる高速移動のようなアクションに似ています。
ただ、ワイヤーアクションと違うのは「スパイダーマン」のように”その場所に一気に移動する”のではなく”次元ごと引き寄せて移動する”のでもはや瞬間移動と変わりありません。
一番最初にこのアクションをやった時「…何が起こった?」と思いました。
アクション的には高速移動しているように見えるのですが、実際は瞬間移動なのでちょっと混乱するんですよね。
さらに驚きなのが「一瞬で変化するエリア」 。
ある星では、次元に干渉するクリスタルを叩くと今いるエリアが一瞬で別のエリアに変わります。
本当に一瞬でガラリと変わります。
ステージ的には「行けない場所に行けるようになる」という感じなんですが、あまりの変わりように「全く別のエリアに飛ばされた」感が強いです。
これまでのゲームにないアクションがふんだんに盛り込まれており、驚きに溢れた冒険が展開します。

度肝を抜くグラフィック

また、グラフィックも度肝を抜くほどキレイです。
作品の舞台が”銀河”なので、訪れる星はどれも特徴的。
自然がむき出しの大地や機械などの人工物に溢れた近未来的な星などを非常にリアルに、ファンタジックに再現してます。
キャラクターの作りもそうですが、1つ1つのオブジェクトも相当細かく作り込まれています。
感覚的にはPIXARの映画を観ている様な感じに近いですね。
つまり、映画と変わらない様なグラフィック表現ということになります。
デュアルセンスコントローラーの体験を余す事無く楽しめる

また、今作ではPS5のデュアルセンスコントローラーの体験を余す事無く楽しめます。
体感的には、PS5にプリインストールされている『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』の拡張版のような感じです。
微細な振動が走るハプティックフィードバックでは、レールスライドアクションでは金属の上で摩擦を起こしながら滑る感覚も素晴らしいと感じました。
その中でも一番凄いと感じたのがR2ボタンに発生するアダプティブトリガー。
『ラチェクラ』のバトルは”シューティングアクション”なので銃の感覚が特に強化されていると感じました。
R2を半押しにした際に感じる”敵をロックオンした「カチッ」とした感覚”が何気に快感だったりします。
また、R2を全押しすることで連射した時の”ボタンの跳ね返り”も非常に爽快。
「ダダダダ!!」と打ち込んだ時に、R2ボタンが元に戻ろうと反発してくるんですよ。
これがクセになるほど非常に楽しいです。

オススメしたいプレイ環境
【超オススメ】パルス3Dワイヤレスヘッドセット

私がプレイしていて「これは超オススメしたい!」と思ったのは、パルス3Dワイヤレスヘッドセットです。
『ラチェクラ』自体がPlayStationStudioで制作されたものなので、パルス3Dワイヤレスヘッドセットでの3D音響の最適化はされていると思っていましたが、この考えは間違っていませんでした。
はっきり言って、音の広がりが全く違います。
3D音響による立体的な音の聞こえ方が没入感を深めていきます。
特に、私が感じたのが”セリフがしっかりと聞こえること”です。
ハチャメチャでド派手な今作は様々な効果音が多く、シューティングアクションでもあるので銃声や爆発音が飛び交うんですよね。
この効果音も凄いんですが、そんな中でもしっかりとキャラクターのセリフが聞こえるので「セリフが音に埋もれない」感覚が結構強かったです。

【オススメ】パフォーマンスモードでプレイすると戻れない!

また、今作は解像度重視のグラフィックモードとフレームレート重視のパフォーマンスモードがありますが、圧倒的にパフォーマンスモードがオススメです。
というのも、正直なところパフォーマンスモードでもグラフィックは十分キレイです。
ここに60fpsで動くキャラクターが加わることで、キャラクターの動きが恐ろしく滑らかになります。
しかも、グラのカクつきやロードも存在しないので全くストレスがありません。
試しにパフォーマンスモードからグラフィックモードに戻してプレイしてみましたけど…戻れませんでした。
それほどゲーム体験が変わってしまいます。
【好みで】音声を英語で

あと、これはお好みになりますが、個人的に英語音声が気に入りました。
当たり前ではありますが、日本語での声質と英語の声質は全く違います。
主人公のラチェットで例えるなら
- 日本語:少し幼さの残る少年のような声質
- 英語:少し垢抜けた青年のような声質
といったところ。
声質がゲームのキャラと近いと感じたのは英語音声でした。
ただ、激しいアクションの中で字幕を追って読んでいくのが大変なので少し疲れます・・・。
気になった点
ここからはプレイしていて気になった点を上げていきます。
思った以上に高い難易度

可愛いキャラとファンタジックな世界観に相反して、難易度は「思った以上に高め」だと感じました。
『ラチェクラ』は”シューティングアクション”なので攻撃手段が銃撃による遠距離攻撃が主体となるのですが、敵をロックオンすることが出来ません。
そのため、照準を手動で定める必要があります。
また、敵もワラワラと集団で襲ってくることが多いので、別の敵に気を取られてる間に近づかれてタコ殴りという事もしばしば。
防御も無いので「敵の攻撃をかわしながら敵に銃撃を行う」必要があります。
慣れてしまえばそうでもないのですが、「慣れるまでに少し時間を要するゲーム」です。
最初は酔う…

また、個人差はあると思いますが最初は画面酔いします。
これはおそらく「ロックオン出来ない」事と「カメラワーク」が関係しているように思います。
先に話したように、敵との交戦では集団戦になることがほとんどです。
前後左右から群れを成して敵が襲ってきますがロックオンが出来ません。
この時、手動で視点(カメラ)をグルグルと動かし周りの敵を認識しようとしますよね。
この動作が酔いを誘発します。
なので、敵を探す際には主人公ごと移動させながら少しづつ周りを認識していけば酔いは防げます。
私の様にどうしても酔ってしまうという人は、一気に周りの情報を掴もうとせず少しずつ認識していけばいいと思いますよ。
総評

『ラチェクラ』はプレイステーションを代表する歴史の長いゲームですが、実は私は『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』が初めての経験だったんですよね。
過去作との繋がりもあるため、物語的に少し分からない部分もありましたが、それでも非常に楽しめた作品であることは間違いありませんでした。
何より、PS5の性能・デュアルセンスコントローラーの体験を存分に味わうには持って来いの作品です。
クリアまでのボリュームも10時間くらいでサッと遊べる手軽さもあるので非常にオススメです。
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