プライベートシアター「Photontree X(フォトンツリーテン)」レビュー(感想)|高画質と世界最軽量クラスの軽さを持ち合わせ、疲れ知らずで使えるのが◎。[PR]

フォトンツリーX体験

【満足度4.5】

今回のガジェットレビューは、プライベートシアター『Photontree X(フォトンツリーテン)

ヘッドマウントディスプレイ型の製品です。

開発元は、製品名にもなっているPhotontree社

大手メーカーの光学レンズを15年以上開発してきた経験を持ち、光学映像技術に特化したチームが制作しています。

今回、『Photontree X』を体験する機会を頂きましたので、製品仕様や実際の使用感・気になった部分・おすすめポイントを包み隠さず紹介していこうと思います。

また、PSVRとの比較も所々交えて紹介していきます。

目次

製品仕様

まずは、簡単に製品仕様から紹介していきます。

モデル名PT-X1
ディスプレイサイズ160✕70✕50㎜
ディスプレイ重量190g
解像度1280✕720✕2 LCD
映像端子HDMI 1.4a
電源USB-A 5V/0.5A
オーディオ3.5㎜イヤホンジャック
視野角90°
仮想スクリーンサイズ800インチ(20m)

解像度にある「LCD」とは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)のことを指します。

仮想スクリーンサイズは、800インチ

大きすぎて想像がつきませんよね。

ちなみに、PSVRの”シネマティックモード”で映し出されるスクリーンサイズは以下の通り。

  • 小:117インチ
  • 中:163インチ
  • 大:226インチ

PSVRのシネマティックモード(大)の約3.5倍のスクリーンサイズになります。

・・・デカいw

内容物

前置きはこれくらいにして、さっそく製品を見ていきましょう!

まずは外箱から。

プライベートシアターと銘打っていますが、『Gaming Display』と書かれていたのが印象的でした。

黒を基調とした箱が高級感を漂わせます。

大きさは約20㎝四方で思ったよりも小さいです。

次に中身です。

画像だと分かりづらいかもしれませんが、相当コンパクトにまとまっています。

「これにパーツが全部収まってるの?」

という感じ。

パーツもすべて出してみましょう。

パーツは以下の通りです。

①ヘッドマウントディスプレイ本体

②ヘッドバンド

③シリコンマスク

④イヤホン(EarTip付)

⑤クロス

⑥説明書

ちなみに、ヘッドマウントディスプレイ本体の裏側はこんな感じです。

電源ボタンや「+」「-」の音量調整ボタン光度調整ボタンもあります。

イヤホンジャックは右目側にあります

ついでなので、PSVRと大きさの比較もしてみましょう。

ヘッドマウント本体部分の大きさがあからさまに違いますね。

果たしてこれで満足のいく映像が再現できるのか?

次は、実際に使用してみた感想を述べていきます。

『Photontree X』のココが良い!

ヘッドマウントディスプレイとは思えないほどの”軽さ”

一番最初に驚いたのは、その”軽さ”です。

ヘッドマウントディスプレイは、ディスプレイ部分(視界を覆う部分の機械)がどうしても重くなりがちです。

PSVRを例にして例えると・・・

ディスプレイ部分の重さは約300g。

全体で600gを超えます

一方、『Photontree X』のディスプレイ部分の重さはなんと190g

全体でも300g位にしかなりません

ヘッドバンドやケーブルの重さをすべて含めてもこの軽さです

この軽さの恩恵はすぐに実感できます。

”楽”なんですよ!!

長時間装着してても疲れを感じることがありません。

結構驚きました。

PSVRでプレイ中の時は目の疲れもありますが30分~1時間に1回は休憩をしていたので、その変化をよりダイレクトに感じられたと思います。

簡単に取り付けることが出来る”容易さ”

また、取り付けの容易さも特筆すべき部分でもあります。

『Photontree X』の電源はUSB-Aで電源を取ります。

これが非常にGOODポイントとなりました。

なぜかというと、コンセントのような独立した電源に頼る必要が無いのです。

つまり、PCやPlayStation・SwitchといったUSBポートから電源を取ってくることが可能なのです。

究極、モバイルバッテリーからも電源が取れます

実際にモバイルバッテリーから電源を取ってみましたが、問題なく起動しました

収納の場所を問わない”コンパクトさ”

この恩恵もかなり大きいです。

ヘッドマウントディスプレイは、ディスプレイ部分の大きさゆえに置く場所に困ることが多いです。

しかし、『Photontree X』はディスプレイ部分も非常にコンパクトなので置く場所に困りません

本当にちょっとした隙間にさえ収まってしまう・・・

このように、ちょっとした隙間さえあれば収納出来てしまいます。

身軽で場所を取らない

というのは、思った以上に便利ですよ。

『Photontree X』のココが気になる……

Bluetooth非対応

『Photontree X』はイヤホンジャックがあるためか、Bluetoothには非対応という仕様になっています。

それはそれでいいのですが、昨今のイヤホンはワイヤレス化が一般的になりつつあるので、できれば対応してほしいという気持ちはあります。

『Photontree X』を装着する時は問題ないのですが、外す時がちょっと面倒さを感じました

画面はそんなに大きく感じない

仮想スクリーンサイズ800インチということではありますが、正直そこまで大きさを感じる事はありませんでした

リアル世界のテレビで例えると80~100インチ位の大きさかなという感じです。

ただ、これは”気になった”というレベルでデメリットという捉え方ではありません。

巨大な画面というのは、全体を認識するのに視点を動かす振り幅が大きくなってしまい目が疲れやすくなるからです。

そういった点を踏まえると、一目で画面を認識できる「丁度いい大きさ」という印象の方が大きかったです。

ただ、ライブ映像の視聴になると全く違う見え方になります

これは後述します。

オススメの使いかた(相性が良いのはこれだ!)

3Dアクションゲームとの相性がバツグンに良い!

『Photontree X』とゲームとの融和性についてです。

結論から言うと、「3Dアクションゲーム」との相性が物凄く良かったです。

ちなみに『Photontree X』で試したゲームは『デビルメイクライ5

高難易度「ブラッディパレス」でプレイ。多彩な攻撃を持つ”ダンテ”で蹂躙してきましたw

ド派手でハイスピードなアクションゲームを『Photontree X』は問題なく再現できるのか?

答えは「yes」でした。

キャラが高速で移動する時に”残像”が残ったりしないか心配でしたが全く問題ありませんでした。

自宅のTVが4K以上だと見劣りはするかもしれませんが、グラフィックも特に気になる部分は無し。

なにより”ボス戦”の迫力は段違いに凄いです!

例えるなら・・・・

映画館のスクリーンで馬鹿デカいボスと死闘を繰り広げている

感覚です。

これは新鮮ですよ。

ちなみに2Dアクションゲームの『ホロウナイト』もプレイしてみましたが、こちらはそこまで凄さを感じる事は無かったです。

ライブ映像は『Photontree X』で見るべし!

一番オススメしたいのは「ライブ映像」です。

『Photontree X』でライブ映像を見たんですが・・・・

ライブ映像が一番凄かった!

物凄い迫力です。

ここで初めて仮想スクリーンサイズ800インチを体験することとなります。

完全に

1人ライブビューイング状態

です。

映画館の一番いい場所で・・・

独り占めして・・・

周りを気にすることなく・・・

好きな姿勢で・・・

好きなアーティストのライブを観ている。

まさに至福の時間を味わうことができました

過去に何度かライブビューイングに行ったことがあるのですが、その時の感覚と全く一緒なんですよ。

もはや凄すぎて語彙力も無いんですが、とにかく凄い!

圧倒的でした。

付属でついているイヤホンも、しっかりと低音も出してくれるし、音もクリアなので全然問題ありません。

若干映像の粗さは目立ちますが、ハッキリ言ってそこまで気になりません。

これは強く伝えたいのですが、

「この(ライブ映像観る)ためだけに買っても絶対損はしない」

この部分は強烈にオススメできます。

まとめ

今回紹介した『Photontree X』ですが、私に様々な体験をさせてくれました。

正直言って、ヘッドマウントディスプレイて、そうそう縁がある商品じゃないですよね。

高価だし、無くても特に困りもしません。

けど、今回体験して分かったのは「今ある生活の一部の体験を確実に豊かにしてくれる」こと。

これを存分に実感することができました。

『Photontree X』はクラウドファンディングの製品ですが、目標金額に対して6218%を達成し(2020年8月23日現在)、改良も加えられているので非常に楽しみであります。

以上、『Photontree X』のレビューでした。

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