「テイルズオブアライズ」レビュー❘”テイルズシリーズ”を初めてプレイした感想

テイルズオブアライズ

【満足度8.0/10点満点】

今回は『テイルズオブアライズ』のレビューになります。

実は私『テイルズシリーズ』をプレイするのは初めてで、「過去作を遊んでないけど大丈夫か?」という不安もありましたが全く問題ありませんでした。

目次

やや重めのストーリー

『テイルズオブアライズ』のストーリーについてですが、やや重めのストーリーになっていると感じました。

隣り合う2つの星「ダナ」と「レナ」。

自然あふれる星「ダナ」は、科学や魔法で高度に発達した星「レナ」から侵攻を受け、300年間隷属を余儀なくされていた。

記憶と痛覚を失い「ダナ」で奴隷として従事していた”鉄仮面の男”は、同族の「レナ」から追われる少女と出会う。

少女は自身に触れるものを傷つける”荊(いばら)”の呪いを受けていた。

「レナ」の従属の日々から解放を望む”鉄仮面の男”。

「ダナ」を支配する領将(スルド)を倒し、”荊”の呪いから解放を望む少女。

この2人の出会いが「ダナ」と「レナ」を巻き込む大きな物語へと発展していく。

というのが始まりになります。

勧善懲悪なストーリーではありますが、途中で仲間になるキャラクターの背景も影を落とすものが多く、”重さ”を感じられます。

とは言え、終始暗い展開かというとそうではなく、時折見せるキャラクターの個性にクスリとさせられることも多く、重さの中に面白さもあり、それが良いアクセントになっています。

とにかく進めやすいゲームシステム

『テイルズオブアライズ』をプレイしてすぐに感じたことは

とにかく進めやすいゲームシステムになっていること

でした。

迷わない

ゲームの進行は基本的に一本道で、領戦王争 ( スルドブリガ )を終わらせるべく5人の領将(スルド)を倒すのが目的となりますが、余計な横道を挟むようなことはほとんどありません。

道中のエリアも広大なエリアは存在せず、道なり進めばちゃんと次に進めるようになっているので迷うことがないです。

もちろん、適度にファストトラベルポイントも設置されているため「いったん休憩(村・城)に戻りたい」と思った時にはすぐに戻れます。

お使い感があまりない

ストーリーの進行中に発生するサブクエスト。

サブクエストについても回収が楽なものが多いのでお使い感を感じる事はあまり無いです。

「素材集め」的なサブクエストが多いのですが、実際はそのサブクエストを受注した際には素材が集まっていることが多く、「受注⇒完了」という流れになってしまうものが多いです。

討伐系のサブクエストも「近くで数体狩る」ものばかりなので、レベル上げついでにやれるものがほとんど。

一部「ギガント系討伐」という高レベル帯で臨むサブクエストは、後でやればいいレベルなのでこれもそんなに苦にはなりません。

超親切なマップ

また、マップ表示もかなり親切。

メインシナリオはもちろん、サブクエストも★マークで分かりやすく表示されており、移動時にはその距離まで出ます。

エリア内にあるアイテムも位置も分かりますし、配置されているアイテム名も表示されているので「どこに何があったかな?」と思い出しながらクエストを進めることがほぼありません。

つまり、余計なストレスを感じる事がほとんどなくクリアまで突き進めることが出来るので、ゲームを進めるテンポがかなり良いんです。

やり応えと爽快感あるバトル

個人的にクセになったのは「戦闘(バトル)」。

戦闘(バトル)が非常に良いです。

『テイルズオブアライズ』のバトルシステムは相当アグレッシブで、まるで爽快なアクションゲームをしているかのような感覚に陥りました

通常攻撃はR1、術技は△□×にセッティングし〇でジャンプ、R2で回避が基本になります。

基本的にボタン連打で攻撃はガンガンヒットするので、アクションの要素は強いものの難しい操作はありません。

操作できるキャラは1人で固定ですが、だれを操作するかはバトル中でも任意で変更できますし、他のキャラはAIで自動的に攻撃をガンガン繰り出してくるので「タコ殴り感」が凄いですw

また、仲間のBG(ブーストゲージ)が溜まると「ブーストアタック」が可能になり、仲間の特性によって「空中の敵をダウンさせる(シオン)」「敵の素早い動きを止める(テュオハリム)」といった特殊攻撃が”方向キーひとつ”で出来ます。

敵のHPは高めなので”硬さ”を感じますが、ある程度HPを削ると「スタン値」のようなものが蓄積。

これが溜まりきると「STRIKE」という表示が出現し、方向キーを押すことで「ブーストアタック」という超ド派手な演出と共に大ダメージを与えることが出来ます。

簡単な操作に加え、ダメージ量が追えないほど繰り出される攻撃とド派手な演出に高い爽快感を覚えます。

フォトモードが欲しかった…

壮大なストーリーと爽快感のあるバトルが繰り広げられる『テイルズオブアライズ』。

非常に満足度の高い作品ではありますが、1つだけ「この機能が欲しい!」と強く思ったことがあります。

それは「フォトモード」です。

『テイルズオブアライズ』にはフォトモードがありません。

「アトモスシェーダー」という透明感のある絵画的タッチで描かれるグラフィックは、非常に綺麗で『テイルズオブアライズ』の世界にドップリ浸かれる素晴らしい表現力を誇ります。

個性ある世界を様々な角度から切り取れるフォトモードがあれば、よりその世界に釘付けになったことでしょう。

また、ド派手でスピード感あるれる戦闘では「このカッコイイ瞬間を切り取りたい!!」と思ったことは数知れずあります。

総評

冒頭にもお話しましたが、私自身『テイルズシリーズ』をプレイしたのは初めてです。

シリーズものに手を出すとき「過去作との繋がりがあればゲームが分からなくなるかも」と不安に思っていましたが、全くそんなことはありませんでした。

逆に「『テイルズオブアライズ』やって良かった」と非常に高い満足感を覚えたほど充実してました。

ゲームボリュームもクリアまで40~50時間ほどとボリュームがありやりごたえバツグンです。

たくさんプレイしているはずなのに、クリアする頃には「ああ、もうすぐ終わってしまうのか…」と余韻に浸りたくなるほど『テイルズオブアライズ』の世界に入り浸ってしまうこと間違いなしだと思います。

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