今回は『TRIALS RISING(トライアルズ ライジング)』をレビューします。
どんなゲーム?
シンプルに言うと
オフロードバイクで、コースクリアを目指すバカゲー
です。
もちろん良い意味ですよ。
ファミコンで発売された「エキサイトバイク」を、現代のハードを使ってパワフルにした感じです。
もの凄くシンプルで、もの凄く奥が深い!
操作
このゲーム、必要な操作は
- アクセル
- ブレーキ
- 重心移動
これだけです。
たったこれだけですが、初心者は平たんな道をミスせず走りぬくことすら困難です。
今作は初心者に優しい
ただ、今作は初心者に非常に優しいつくりと感じます。
それは「トライアル大学」にあります。
MAP上からトライアルズ大学に行くと、コースをクリアする為に必要なスキルを、チュートリアル形式で非常に丁寧に説明してくれます。
さらに、お手本となるゴーストもいるので、その操作をまねていけば、勝手にスキルが身についていきます。
前作(トライアルズ フュージョン)にはなかった、とても親切な設計です。
コース
1つのコースの長さですが、早ければ1~2分でクリアできる長さです。
また、収録されているコースも膨大でなので「よし!次のコースチャレンジしよう」とサクサク遊べるのが魅力。
コースはそれぞれの難易度によってアンロックされていくのですが、今回はプレイヤーのレベルを上げることもアンロックに必要な要素となっています。
そのため、繰り返しコースをプレイすることで自身のスキルを上げ、更に難易度の高いコースにある程度自然に対応できる仕組みとなっていると感じました。
難易度EXTREMEコースからが本番!
今作は初心者に優しい設計なので、慣れてしまうと難易度「HARD」までは意外とあっさり行くはずです。
そして、難易度「EXTREME(エクストリーム)」へ。
このゲーム…いや『トライアルズ』シリーズはここからが本番と言っていいでしょう。
これまでのコースと比較にならないほど難易度が跳ね上がります。
1つのコース、1つのギミックに何百回とミスを繰り返し、「これ…、本当にクリアできるの?」と絶望もします。
非常に高い中毒性
このゲームが「非常に中毒性が高い」といわれる要因が3つあると考えてます。
- シンプルな操作
- 間口の広さと奥の深さ
- リトライの容易さ
1~2は先に述べていますが、3の「リトライの容易さ」も大きな要因。
このゲーム、ミスをして復帰するまでに一切のロードを挟まみません。
復帰を待つ時間がゼロです。
そのため………、
多少のミスは苦にならない➡苦にならないから「次へ次へ」とサクサク遊べる➡いつまでも遊び続けることができる
好循環でプレイできる魅力を持ち合わせています。
前作(トライアルズ フュージョン)に劣ると感じる理由
MAP制を用いたこと
今作は「ワールドマップに点在するコースを制覇していく」しくみになっています。
そのため、”次のコースをワールドマップから探す”必要があります。
▼イメージ図
ゲームテンポが良いだけに、これが非常に手間です。
ロードが長い
また、コースをプレイ中はロード時間はないですが、コースの読み込みに時間がかかります。
特に前作と比べると、それはかなり顕著です。
前作のコースの読み込み時間は10秒位。
今作は30秒位かかります。
『トライアルズ ライジング』から始めた人はあまり気にならないと思いますが、経験者からするとこれは長い。
地味にストレスを感じた部分です。
レベルによるコース開放
さらに、先に述べたように、今作はレベルを上げないと次の難易度のコースが出現しません。
しかも、レベルを上げる条件が徐々にきびしくなる。
コースで心が折れるのならいいんですが、次のコースを出すための作業に心が折れるのは残念でした。
まとめ
個人的に、前作には劣ると感じているものの高い中毒性を持っていることには変わりはないです。
特に、今作は初心者への配慮がかなりうかがえる作品なので、シリーズをプレイしたことない人はこの作品からプレイすることをオススメします。
ある程度プレイしたら、前作「トライアルズ フュージョン」をプレイするものいいですね。
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